オペラの最高傑作「ラ・ボエーム」を大胆なアレンジをもって現代のニューヨークの街を舞台にミュージカルとして描く『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』が、10月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショーします。
秋と言えば“芸術の秋”。
しかし、今年の秋は立秋を過ぎても暑い日が続き、9、10月にもまだまだ暑い日が続く見込み。そんな暑い秋には涼しい映画館で楽しめる芸術映画をのんびりと楽しんでみてはいかがでしょうか?
この度は、そんな芸術の秋におすすめの新作映画3作品をご紹介いたします。
プッチーニの名作オペラ「ラ・ボエーム」を新たな設定で描いたミュージカル『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』や、ビートルズ終焉ののろしともなった伝説の音楽フェスの「真実」を描いたドキュメンタリー『リバイバル69~伝説のロックフェス~』、日本でもファンの多いフィンランドを代表する建築家・デザイナー、アルヴァ・アアルトの人生と名作誕生秘話に迫るドキュメンタリー『アアルト』など、要注目の芸術映画が続々公開されます。
ぜひ気になった作品は劇場でお楽しみください!
『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』 10月6日(金)公開
大晦日のニューヨーク。凍える寒さの屋根裏部屋で、その日暮らしの夢見る4人の芸術家たち。
その中の一人、詩人のロドルフォが部屋に残っていると、隣人のミミが彼の火を借りにやって来て、2人はたちまち恋に落ちる。同じころ、店で仲間と新年パーティをしていたマルチェッロは、偶然やってきた元恋人ムゼッタと再会。
最初は戸惑いつつも、2人の間にはかつての強い愛が蘇るのだった。
運命的な出会いを果たした、ミミは重い病に侵され、ロドルフォはそんな彼女のもとを立ち去っていた。
同じころ、ムゼッタとマルチェッロも嫉妬心から別れを迎えていた。すれ違う2組の恋人たちそしてそれぞれ別の道を選んでいくのだが―――。
『リバイバル69 ~伝説のロックフェス~』 10月6日(金)公開
ビートルズらの“新世代のロック”やフラワー・ムーヴメントによるフォークソングが大人気を博していた1969年。
ロックンロールの復活を謳った奇跡の音楽フェスティバル「トロント・ロックンロール・フェスティバル1969」が開催された。
紆余曲折の末、チャック・ベリー、リトル・リチャード、ジーン・ヴィンセント、ジェリー・リー・ルイス、ボ・ディドリーらロックの創始者だけでなく、シカゴ、ドアーズといった当時大人気の大物や無名時代のアリス・クーパー、さらにはエリック・クラプトンらを率いたジョン・レノンまでもが急遽参戦し、新旧のロック・スターたちによる圧巻のパフォーマンスが繰り広げられた。
伝説の音楽フェスティバルの「真実」を描く傑作ドキュメンタリー。
『アアルト』 10月13日(金)公開
フィンランドを代表する建築家・デザイナー、アルヴァ・アアルト。
不朽の名作「スツール60」、アイコン的アイテム「アアルトベース」、そして自然との調和が見事な「ルイ・カレ邸」など、優れたデザインと数々の名建築を生み出した。
そんなアルヴァ・アアルトのデザイナーとしての人生を突き動かしたのは、一人の女性だった――。
フィンランドの新鋭ヴィルピ・スータリが、アルヴァの最初の妻、アイノとの手紙のやりとり、同世代を生きた建築家や友人たちの証言などを盛り込みながら、アアルトの知られざる素顔を躍動感溢れるタッチで描き出す。
主張しすぎない。けれど、側に置くだけで心が豊かになり、日常が彩られる。
人と環境に優しいデザインで、現代の生活にも溶け込む逸品はどのようにして生まれたのか―。
『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』
監督:レイン・レトマー 作曲:ジャコモ・プッチーニ/音楽監督:ショーン・ケリー 製作:モアザンミュージカル(長谷川留美子)
出演:ビジョー・チャン、シャン・ズウェン、ラリサ・マルティネス、ルイス・アレハンドロ・オロスコ、井上秀則、アンソニー・ロス・コスタンツォ、イ・ヤン
2022 年/香港・アメリカ/スコープサイズ/96 分/カラー/伊語/5.1ch/
原題『La bohème: A New York Love Song』/日本語字幕翻訳:古田由紀子/
配給:フラニー&Co. シネメディア リュミエール/映倫区分 G/公式サイト:la-boheme.jp
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