デヴィッド・ギルモアはニュー・アルバムのリリースを記念して、ツアー・リハーサル映像が公開されている。
デヴィッド・ギルモアは9年ぶりとなる通算5作目のソロ・アルバム『邂逅』を9月6日にリリースしている。
ツアー・リハーサル映像では新作『邂逅』からの“Between Two Points”のほか、ピンク・フロイドの『狂気』より“Breathe”、“Time~Breathe (Reprise)”、最後に新作より“Dark and Velvet Nights”が演奏されている。
ツアー・リハーサル映像はこちらから。
『邂逅』はブライトンとロンドンで5ヶ月余りをかけてレコーディングされ、デヴィッド・ギルモアの全曲新曲のアルバムとしては2015年の『飛翔』以来9年ぶりとなっている。
プロデュースを手がけたのはデヴィッド・ギルモアとチャーリー・アンドリューで、きっかけはチャーリー・アンドリューによるアルト・ジェイの作品のプロデュース・ワークに感銘を受けたデヴィッド・ギルモアが彼にインスタグラム上でダイレクト・メッセージを送ったことに始まる。
デヴィッド・ギルモアは新作の経緯について次のように語っている。「チャーリーを家に呼んだんだ。いくつかデモを聴いてくれて『ところでどうしてこんなところにギター・ソロがないといけないんでしょうか?』、『全部フェード・アウト? いくつかはただ終わらせる訳にはいかないんでしょうか?』なんて言っていた。彼は僕がこれまでやってきたことに対して、素晴らしいくらい知識やリスペクトに欠けているんだ。とてもダイレクトで、まったくもって萎縮していない。そこが最高にいいんだ。僕にとってはとにかくとてもいい。ただ言われるがままというのだけは嫌だからね」
タイトル曲“Luck and Strange”には今は亡きピンク・フロイドのキーボーディストであるリチャード・ライトもフィーチャーされており、2007年にデヴィッド・ギルモアの自宅にある納屋で行ったジャムの音源が使用されている。