コールドプレイは最新作『ムーン・ミュージック』のデラックス・エディションとなる『ムーン・ミュージック(フル・ムーン・エディション)』をリリースしており、ザ・1975のマット・ヒーリーやジョン・ホプキンスとのコラボレーションが収録されている。
『ムーン・ミュージック(フル・ムーン・エディション)』は『ムーン・ミュージック』のリリースからわずか3日となる10月7日にリリースされている。10曲が追加収録されており、その中にはライヴ音源も含まれている。
追加収録された10曲にはザ・1975のマット・ヒーリーとのコラボレーションとなる楽曲やジョン・ホプキンスが参加した2曲も含まれている。マット・ヒーリーは“The Karate Kid”という曲に参加しており、歌声を披露することはないものの、追加のプロダクションやピアノで貢献している。
オリジナル・アルバムにも参加していたジョン・ホプキンスは“Angelsong”と“ (Wave)”に参加している。
先日、クリス・マーティンは『NME』によるインタヴューでニュー・アルバム『ムーン・ミュージック』について語り、新曲を書く時期が終わりに近付いていると語っている。
「2008年頃からだけど、今は曲として、あるいはアイディアとして本物だと思えるものが降りてきたら、やることにしているんだ。他の人がどう思おうが関係ないんだよね」とクリス・マーティンは語り、今回のアルバムについて次のように評している。「朝起きた時に自分自身について、世界について、ひどい気分になっている物語なんだ。気が滅入っていて、孤独で、一人っきりで、自分じゃいられないようなね。アルバムを通して最終的に、まったく正反対の心境に辿り着く歩みなんだよ」
2021年の時点でクリス・マーティンは『NME』に2025年に最後のアルバムをリリースするつもりだと語っていた。その後、彼は12枚のアルバムでバンドのディスコグラフィーを終わらせる予定だと説明している。
この計画は今も続いているのかと訊かれると、クリス・マーティンは2025年という時期は延期されるけれども12枚のアルバムで終わらせたいと考えていると答えている。
「確かに12枚のアルバムということなんだ。ただ、ちょっと後にはなるだろうけどね」とクリス・マーティンは語っている。「もう1枚あって、それはミュージカルなんだよ。それが11番目のアルバムになる。もしかしたら、12枚目の後に出るかもしれないんだけどさ。ミュージカルを形にするには時間がかかるからね」
「今回のアルバムからの最後のシングルは“All My Love”という曲になるんだけど、シングルらしいシングルとしては最後かもね。ミュージカルがあるし、最後のアルバムは『コールドプレイ』というタイトルなんだ。次の作品は1年後になると思う。そうなるはすだよ」