グレッグ・アラキ監督の代表的2作品が待望のデジタルリマスター版でリバイバル公開決定、11月8日(金)より『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』、11月15日(金)より『ノーウェア デジタルリマスター版』が渋谷ホワイトシネクイントほかにて全国順次公開となります。『ノーウェア デジタルリマスター版』の本編映像とグレッグ・アラキ監督のコメントを解禁します。
今回解禁となった本編映像では、映画と同タイトルのカーヴの“Nowhere”をBGMに、ダークの身の回りで奇妙なことが起こり始める瞬間をとらえている。
「世界の終わり」を見つけることに夢中な18歳の青年ダーク・スミス(ジェームズ・デュバル)は、自分の死の瞬間を記録するためにいつもカメラを抱えて暮らしていた。道端で“誰とパーティーに行くか”とガールズトークを繰り広げる、オレンジ、ブルー、ピンクの色違いのドレスとサングラスで着飾るお喋りな女性3人組の隣で、煙草を咥えるダーク。
女性たちの会話をうんざりそうに聞きながら、ふと道路の方へ目線を映すと光線銃を持ったエイリアンが立っている姿を目撃する。あり得ない光景に驚きを隠せないダークは隣の女性3人組の方を見るも、彼女たちは全く気づく様子がない。
カメラを起動しようとするが動揺しすぎて撮影のできないダークとは裏腹に、エイリアンは迷いを見せることなく光線銃で女性3人組を狙い撃ってしまう!その後、彼が目にしたものとは一体…⁉︎予想外の展開に期待が高まる本編映像となっている!
また『ドゥーム・ジェネレーション』でヒロインのエイミーを演じたローズ・マッゴーワン(オレンジのドレスの女の子)がカメオ出演しているのも要注目だ。
本作についてグレッグ・アラキ監督は、「何でも起こりうるこの世界を、混乱した 18 歳の視点から描きたかった。その年齢になると、すべてが生か死かのように極度に強調されて見える。コメディから危機、躁から鬱へと、トーンの変化が顕著なのだ」と語っている。思春期の混乱と永遠の愛の探求を描いた本作は、人種、セクシャリティなど、多様なキャラクターが登場するのも見どころのひとつだ。
鬼才グレッグ・アラキによる”若者の終末”を描いた『ドゥーム・ジェネレーション』『ノーウェア』が新たにデジタルリマスターされ、さらに、初公開当時にはそのストレートな性表現などからやむ無くカットされたシーンも含まれたディレクターズカット版で劇場公開!
Slowdive、Radiohead、Sonic Youth、The Chemical Brothers、Blurなど、豪華なアーティストが名を連ねる劇中楽曲もぜひ劇場でご堪能いただきたい。
ノーウェア
監督・脚本・編集:グレッグ・アラキ
出演:ジェームズ・デュバル、レイチェル・トゥルー、ネイザン・ベクストン、
キアラ・マストロヤンニ、デビ―・マザール 他
製作:グレッグ・アラキ、ニコル・アルビブ他
1997年/アメリカ・フランス/カラー/ビスタ/英語/5.1ch /83分/
日本語字幕:長 夏実/原題:Nowhere/映倫区分:R-15+
配給:パルコ 宣伝:パルコ、SUNDAE
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