デニソン・ウィットマーはスフィアン・スティーヴンス参加の新曲“Focus Ring”の音源が公開されている。
新曲“Focus Ring”は2025年2月14日にリリースされるスフィアン・スティーヴンスがプロデューサーを務めたニュー・アルバム『エニシング・アット・オール』に収録される。
“Focus Ring”の音源はこちらから。
新作についてデニソン・ウィットマーは次のように述べている。「『エニシング・アット・オール』は家族生活に重きをおいて、かつてないほど忙しく感じられる中で生活のペースを緩めるために全力を尽くすことを扱っている。それはシステムを導入して、それをうまく機能させるために必要な変化にコミットすることでもある。そうした試みには様々な疑問が出てくるものだけど、アルバムの歌詞の大半は答えを見つけようと取り組んだこととなっている。どうすれば子供たちを育てたい世界を作れるのか? 自分が生きたいと思う世界を作るにはどうすればいいのか? 同じような目的を持つ人たちとコミュニティを作るには? タイトルの『エニシング・アット・オール』は、寛大な気持ちを示す時に友人や家族、中間によく言う言葉から来ている。『自分にできる必要なことがあったら、なんでも言って下さい』というね。私自身も含めて、ほとんどの人は、その気持ちを外に向けて表現することはあっても、内に向けて表現することはほとんどないと思う。このアルバムは、私がその内と外の狭間にいることを心地よく感じさせてくれる。元々はアルバムが『フォーカス・リング』で、曲名が“Anything At All”だったんだけど、スフィアンと僕は“Anything At All”のほうが強いタイトルだと思って、入れ替えることにしたんだ」
プロデューサーのスフィアン・スティーヴンスは次のように続けている。「デニソン・ウィットマーのアルバム全曲でエンジニアとプロデューサーを務めるのは初めてだった。多くはキャッツキルのスタジオで行われ、そこはアットホームなくだけた空間で、威圧感はまったくなかった。曲ではそこも描かれていると思う。ニューヨーク州北部の孤立したプライベートでカジュアルな雰囲気だよね。新型コロナウイルスや大人としての暮らしもあって、いくつかのブロックに分かれる形で時間をかけて進めた。だから、成り行きなところもあって、急いだり、焦ったりする感じはなかった。私たちの暮らしや世界では多くの大きな変化が起きていて、これらの曲はそういったものから逃れる安全な隠れ家みたいな存在だった」