ロビー・ウィリアムスはオアシスの再結成公演について「強烈にノスタルジックなもの」になるだろうと語っている。
ロビー・ウィリアムスはオアシスの再結成公演と同時期にUK&ヨーロッパ・ツアーを行うことが決定している。
昨年9月、ロビー・ウィリアムスはオアシスの再結成について次のように語っていた。「ソープ・オペラとしても観るべき、おぞましく面白いものになるだろうし、ライヴはどうかって? 途轍もないものになるだろうね。規格外の特別なものになるはずだよ。この国にとっての雪解けの瞬間だね」
ロビー・ウィリアムスは次のように続けている。「リアム・ギャラガーはトイレで携帯を見ている時だって、世界の人口の99.9%が謎めいた雰囲気を出していても、それよりもカリスマ性があり、興味をそそるんだ。彼がそこに立って歌いさえすれば、払ったお金は保証されるだろうね」
ロビー・ウィリアムスはその後、兄のほうを軽く揶揄している。「まあ、ノエルもそこにはいるんだろうけどね」
今回、ロビー・ウィリアムスは『ザ・ミラー』紙に次のように語っている。「リアムの声は比類なきものだよ。彼は今も昔も世代を代表する声なんだ。だから、イギリスの人々、マンチェスターの人々にとってはとても重要な瞬間になると思う。若者たちにとって癒やしになってくれればと思うんだ」
「エンタテインメントの最たるものは解放なんだ。自分のライヴでもやりたいのはみんなを旅に連れて行って、少しでもそれぞれの生活を忘れてもらうことなんだ。オアシスの再結成で素晴らしいのは人々にとってそういうものになるということだよね」
「でも、それだけでなく強烈にノスタルジックなものにもなるはずだよ。どんな人間だったか、何をしていたか、何を思っていたか、何をしたかったか、それをみんな思い出すんだ」
ロビー・ウィリアムスは最近はオアシスの過去作を聴いているとも語っている。「こうした曲を見ていると、なかでも最初の3年間の曲は文字通り一生分と言える内容で、何十年にも及ぶバンガーが3年あまりで作られたんだ。あのソングライティングはセンセーショナルだよね」
ロビー・ウィリアムスは1990年代にノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーの兄弟と口論になってきたことで知られている。ノエル・ギャラガーはロビー・ウィリアムスを「テイク・ザットの太ったダンサー」と評して、ロビー・ウィリアムスはリアム・ギャラガーを相手に2000年のブリット・アウォーズで10万ポンドをかけた対決を申し出ていた。
しかし、リアム・ギャラガーとロビー・ウィリアムスは友人関係も知られており、テイク・ザットを脱退した直後の1995年にはグラストンベリー・フェスティバルで一緒にパーティーをするところも撮影されている。
2022年、ロビー・ウィリアムスは『NME』でノエル・ギャラガーについて「素晴らしいコメディ作家」と評している。
「いろんな人といろんなやりとりがあったけどさ。それを言われて傷ついたというよりは、それが定着してしまったことにムカついているんだ。でも、ノエルはこの手のことが本当にうまいよね。彼は突き刺さるすごい発言をしてきたからね」
「彼にはつまらないことを掻き分けて、残るような発言をする頭があるんだよ」
ロビー・ウィリアムスは続けて最近のポップ・カルチャーでは繊細でやさしい発言が望まれているのに対して、90年代から2000年代初頭にはポップ・スター同士の言い合いがあって「楽しい時代を生きていた」と語っている。
「記事の見出しになるために、威勢のいい物議を醸す発言をしていた。御存知の通り、あれはレスリングみたいなものだったけど、俺は大好きだったんだよね」
「当時の音楽業界の面白い側面だったと思うよ。悪意を露骨に出して、自分の意見を堂々と言っていた。まずかろうが、何だろうがね。今やっていることや許されていることよりも面白かったし、ああいった日々が恋しくなるんだ」
「それはたとえ自分に向けられたものであってもね。今はそういうのは無理だろ。残念だよね」