スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンは自身の葬式で流してもらいたいスマッシング・パンプキンズの曲を明かしている。
ビリー・コーガンは『ガーディアン』紙の新たなインタヴューで長年にわたって影響を受けた、個人的に大切な曲について訊かれている。最初に挙げられたのはザ・ビートルズの“She Loves You”で、初めて買ったシングルだという。他にもひそかに好きな曲としてピンク・フロイドの“Wish You Were Here”、メタリカの“Fade To Black”、ケイティ・ペリーの“Roar”といった曲が挙げられている。
インタヴューでビリー・コーガンは葬式でかけたい曲も尋ねられており、スマッシング・パンプキンズで発表した自身の楽曲を挙げている。
「死んだ後も苦言を呈するために自分の曲を選ぼうかな。『生きている間にもっと僕のことを気にかけてくれればよかったのに』ってね」とビリー・コーガンは冗談を飛ばしている。「腰を落ち着けて死を悼むなら、スマッシング・パンプキンズのアルバム『アドア』に入っている“To Sheila”なんかはいいだろうね」
他にもカラオケで最近歌った曲についてもビリー・コーガンはスマッシング・パンプキンズの曲を挙げている。
「最後にカラオケで歌ったのはスマッシング・パンプキンズの“Zero”だったんだ。自分の曲を歌ったら笑えるんじゃないかと思ったんだけど、やっているうちに5万人を前にしてステージに立っているみたいになってきて、みんな笑わなくなっていったんだよね」
先月、ビリー・コーガンは『NME』に対して『メロンコリーそして終りのない悲しみ』が30周年を迎えることについて次のように語っている。「親会社のレーベルと協力して、何らかのスペシャル・エディションを出せないか取り組んでいるところなんだ。ソロでもツアーをやることを発表しようとしていて、一環としてアルバムを称えるものにしようと思っている。他にもあるんだけど、まだ言えないんだよね」
「不思議な感じだよ、30年も経ったなんて信じられなくてさ。楽しみだけれど、同時に『この30年で一体何があっただろう?』と思うところもあるんだ」
スマッシング・パンプキンズは今年の夏にロンドンのガナーズベリー・パークでスカンク・アナーシーとホワイト・ライズをスペシャル・ゲストに迎えて屋外公演を行うことが決定している。
ライヴについてビリー・コーガンは次のように語っている。「ここ何年かライヴをやっていて素晴らしいのはより多くの観客になっても対応する方法が分かってきたことでね」
「若い時はそういうライヴになると怖気づいたりもしたけど、今はそういうライヴだと、揉み手をしたくなってしまうんだ。楽しみだからね。人生でも一度限りの瞬間を作れるチャンスだし、観客もそれを望んでいる。絶頂をみんなはみたいわけで、そのプレッシャーの感覚がうまくいった時はマジカルなんだよ」