スリップノットはジョーイ・ジョーディソンによる手描きのバンド・ロゴの画像が公開されている。
スリップノットのオリジナル・ドラマーであるジョーイ・ジョーディソンは2021年7月に享年46歳で亡くなっている。翌年、ジョーイ・ジョーディソンの家族は彼の生涯と功績を称えるためにインスタグラムのアカウントを立ち上げている。
このアカウントではジョーイ・ジョーディソンの様々な時期の写真や過去の貴重な品々が投稿されており、昨年の夏にはスリップノットの「S」の文字をトライバルなデザインにしたロゴも公開されていた。
今回、アカウントではジョーイ・ジョーディソンによる手描きのバンド・ロゴの画像が公開されている。
最初の2枚のスライドは折り畳まれた白い紙に黒いペンで「ORIGINAL LOGO SLIPKNOT」と書かれた写真となっており、3枚目には有名な公式ロゴが走り書き風に描かれた写真が投稿されている。
2017年、ジョーイ・ジョーディソンは『ケラング!』誌に次のように語っている。「これまで在籍してきたバンドのスケッチやロゴが入ったフォルダがたくさんあるんだ。スリップノットのロゴも、トライバルなデザインの『S』も私が描いたんだよ」
「あのロゴは昔の育った家にある父の古い机の上で描いた。ちょっとした紙があったから、ペンとインクで描いたんだよ。机にもインクが写ってしまってね。バンドの練習に持っていったら、みんなが気に入ってくれたんだ」
「そうしたら、バンド・メンバーの半数近くがタトゥーを入れてくれたんだ。まだ契約する前だった」
昨年9月、スリップノットは亡きドラマーのジョーイ・ジョーディソンの遺産を管理する企業との訴訟が決着を迎えたことが明らかになっている。
ジョーイ・ジョーディソンの遺産を管理する企業は2013年にジョーイ・ジョーディソンがバンドを解雇された後、遺品を遺族に返すと約束したにもかかわらず、「ノットフェスでのスリップノットの巡回ミュージアムでジョーイ・ジョーディソンの名前と私物を使用し続け、ジョーイ・ジョーディソンの熱心なファンからの利益を懐に入れていた」として訴訟を起こしていた。
『ブラバーマウス』の報道によれば、ジョーイ・ジョーディソンの遺産を管理する企業は9月17日に訴訟について無条件の和解を申し立てたという。和解の詳細については明らかにされていない。