俳優のバリー・コーガンはザ・ビートルズの伝記映画でリンゴ・スターを演じるにあたってリンゴ・スターと会った時の心境について語っている。
2024年に製作が発表されたこの映画は現時点で『ザ・ビートルズ – ア・フォー・フィルム・シネマティック・イベント』と題されており、サム・メンデスが監督を務め、世界で最も有名なバンドの物語をメンバー4人それぞれの視点による4本の映画で描いていくものと評されている。
今年3月にラスベガスで開催されたシネマコンでバリー・コーガンはリンゴ・スターを演じることが発表されており、ハリス・ディッキンソンがジョン・レノンを、ポール・メスカルがポール・マッカートニーを、ジョセフ・クインがジョージ・ハリスンを演じることが決定している。
今回、アメリカのテレビ番組『ジミー・キンメル・ライヴ!』に出演したバリー・コーガンはリンゴ・スターの自宅で初めて会った時のことを振り返って、その存在感に戸惑ったと語っている。「僕のためにドラムを演奏してくれたんだ。彼は叩いてみるかいと訊いてくれたんだけど、リンゴの前では叩けなかったね」
バリー・コーガンは緊張している自分にリンゴ・スターが冗談を言ってくれたことにも言及している。「彼と話をしている時、彼のことを見られなかったんだ。緊張していたんだよ。今みたいにね。でも、彼は僕のことを見てもいいよと言ってくれたんだ」とバリー・コーガンは振り返っている。「それがリンゴ・スターらしいなと思ってね。僕の仕事は観察して、仕草を取り入れて、彼を学ぶことだからね。ただ真似るだけではなくて、彼のことを人間として感情を込めていきたいんだ」
昨年11月、リンゴ・スターは正式発表の前にバリー・コーガンが自身のことを演じることについて見解を語っている。「素晴らしいと思うよ。彼はドラムのレッスンを受けていると思う。やり過ぎないでほしいと思うけどね」
サム・メンデスが監督を務めるザ・ビートルズの伝記映画については参加している脚本家も明らかになっている。『デッドライン』は本作に3人の脚本家が参加していることを明らかにしており、ジェズ・バターワース、ピーター・ストローハン、ジャック・ソーンが参加しているという。3人が共同で脚本を執筆しているのか、個別に執筆しているのかは明らかになっていない。
サム・メンデス監督がザ・ビートルズの4本の伝記映画を手掛けるこのプロジェクトは昨年2月に発表されており、現時点で2028年4月の公開が予定されている。