オジー・オズボーンはブラック・サバスの最後のライヴに「120%の力」を注ぎたいとして、1日15回も血圧を測定していると語っている。
ブラック・サバスの最後のライヴは「バック・トゥ・ザ・ビギニング」と題して7月5日にバーミンガムのヴィラ・パークで開催される予定となっており、ライヴにはメタリカ、スレイヤー、スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン、ゴジラ、コーン、アンスラックスらも出演する。
オジー・オズボーンは衛星ラジオ局「シリウスXM」の自身の番組でこのコンサートに向けた意気込みを語っており、健康問題を乗り越えるための取り組みについて語っている。
「通常の状態に戻すのを手伝ってくれるトレイナーをつけたんだ」とオジー・オズボーンは語っている。「大変なんだけど、成功させてみせると説得されてね。自分にある全力を尽くしているよ」
オジー・オズボーンは次のように続けている。「持久力が問題なんだ。病気になってしまうと、まず失われるのがスタミナなんだよ。1日に15回も血圧を測定しているんだ。指にこの機器もつけていてね。心拍数を測定してくれるんだよ」
オジー・オズボーンは2019年の転倒で脊椎損傷が悪化することになり、複数の手術を行ったほか、肺炎と長年の感染症に加え、パーキンソン病も抱えるなど、様々な健康問題に直面してきたが、精神的な面でも打ち勝たなければいけないものがあるとも述べている。
「頭の中もクレイジーだよ。ADHDみたいでね。ひどい感じなんだ」とオジー・オズボーンは説明している。「運動を始める前にライヴが終わって、死んでしまうことになるかもしれない。だから、それは後回しにしている。『最高の状態になるし、自信もある』なんて言うつもりはない。意識としてはそのまま死んでいくんじゃないかなんて思っているんだよ」
オジー・オズボーンは最後に次のように語っている。「でも、言えるのは120%の力を尽くすということだ。神様がライヴをやらせたいと思ってくれたら、できるんじゃないかな」
今年2月、ヴィラ・パークでトニー・アイオミと共に『NME』のインタヴューを受けた妻のシャロン・オズボーンはオジー・オズボーンは「本当に元気だ」と説明していた。
オジー・オズボーンの健康状態についてシャロン・オズボーンは次のように続けている。「みんなも知っている通り、彼はパーキンソン病を抱えている。でも、彼は本当に元気で、声に影響はないわ」
トニー・アイオミはブラック・サバスのライヴが「彼にとってもいいはずだ」と語っている。「そのためにやると言ってもいい。彼は外に出て、何かをやりたがっているんだよ」
シャロン・オズボーンは次のように続けている。「彼はファンに二度と感謝を伝える機会がないものだと思っていた。『信じられない人生をありがとう』と言いたかったのよ」