ロジャー・ウォーターズはフェアウェル・ツアーの模様を収録した『ディス・イズ・ノット・ア・ドリルーライヴ・フロム・プラハ』が8月1日にリリースすることが決定している。
「ディス・イズ・ノット・ア・ドリル」ツアーは2017~8年に行われた「アス+ゼム」ツアー以来4年振りの大規模ツアーで、ロジャー・ウォーターズのフェアウェル・ツアーと発表され、2022年7月6日米ピッツバーグよりスタートして、2023年12月9日エクアドル・キトまで、ヨーロッパ、北米、南米で全99回の公演が行われている。
『ディス・イズ・ノット・ア・ドリルーライヴ・フロム・プラハ』は世界で大絶賛され成功を収めたそのワールド・ツアーより、2023年5月25日チェコのプラハO2アリーナで行われたライヴが収録され、日本のみ完全生産限定2CD+BDの3枚組7インチ紙ジャケット仕様で発売される。
本作からは“Wish You Were Here”の映像が公開されている。
曲の冒頭ではロジャー・ウォーターズとシド・バレットとの思い出がテロップで映し出される。「1963年 僕とシドはライヴを観にロンドンキルバーン地区のゴーモント・ステートへ行った。ヘッドライナーはジーン・ヴィンセント。ローリング・ストーンズの名前もあった。終演後ケンブリッジに戻る列車で僕とシドは心を決めていた。僕たちは約束した。ロンドンのカレッジに入ったら――バンドを組もうと」
ロジャー・ウォーターズは本作について次のように語っている。「我々は岐路に立っている。我々は存在をかけた戦いの中にいる。人類の魂のために……これは訓練ではないんだ(This Is Not A Drill)」