ノエル・ギャラガーはオアシスの再結成公演のツアー・プログラムで新しい世代のファンについて言及している。
オアシスの再結成公演は現地時間7月4日にカーディフのプリンシパリティ・スタジアムで行われる公演から始まり、UK&アイルランドではリチャード・アシュクロフトとキャストをサポート・アクトに迎える形で19公演が行われる予定となっている。
オアシスの再結成公演はUK&アイルランド公演のほか、北米、南米、オーストラリア、韓国、日本でも公演が行われることが発表されている。41公演に及ぶ2025年の公演は11月23日にサンパウロで行われる公演で締めくくられる。
カーディフのプリンシパリティ・スタジアムではツアー・プログラムも販売されており、その中でノエル・ギャラガーは新しい世代のファンについて触れ、なぜこんなにも多くの人々がチケットを求めたかについて語っている。
「新しい世代もオアシスが作り物じゃなかったということは分かっているんだよ」とノエル・ギャラガーは語っている。「混沌としていて、欠点もあるし、テクニック的に優れていたわけでもなかった。俺たちはリハーサル・ルームから出てきたばかりの荒削りな奴らだった。それをみんな分かっているんだよ」
ノエル・ギャラガーは自身のソングライティングについて次のように続けている。「俺は何も発明していない。いい音楽の趣味とクールなレコード・コレクションはあった。俺にできたのは、伝わるに足るシンプルなメロディーを書くことだった。その50パーセントはインスピレーションで、あとの50パーセントは模倣だったんだ」
オアシスは『モーニング・グローリー』の30周年記念盤がリリースされることが発表されている。『モーニング・グローリー』の30周年記念盤は1995年にアルバムがリリースされた10月2日の翌日となる2025年10月3日にリリースされる。
30周年記念デラックス・エディションは様々な特別カラー仕様アナログ盤でもリリースされることが決定しており、“Wonderwall”、“Morning Glory”、“Champagne Supernova”、“Cast No Shadow”、“Acquiesce”という5曲のアコースティック・ヴァージョンが新たに収録される。これらの音源はノエル・ギャラガーとエンジニアのカラム・マリーニョがプロデュースとミックスを担当している。
特別カラー仕様アナログ盤については、独立系レコード・ストア限定の“Cast No Shadow”をイメージしたクリスタル・クリア3LP、HMV限定の“Morning Glory”をイメージしたブルー・マーブル3LP、Amazon限定仕様の“Wonderwall”をイメージしたセピア・マーブル3LP、オフィシャル・ストア限定仕様の“Acquiesce”をイメージしたネオン・オレンジ3LPといったアイテムが発売される。すべてのフォーマットに、2014年リマスター音源によるオリジナル・アルバム+新たなボーナス・ヴァージョンが収録される。
『ディフィニトリー・メイビー』 での鮮烈なデビューからわずか14ヶ月後、『モーニング・グローリー』 は大成功を収め、UKにて初週で34万5000枚のセールスを記録して、全英アルバム・チャートでは10週にわたって1位を獲得している。
アルバムは1996年のブリット・アウォーズでは最優秀ブリティッシュ・アルバム賞に輝いており、現在までに全世界で驚異の2,200万枚以上のセールスを記録している。アメリカでのセールスは550万枚を超え、イギリスでは史上3番目に売れたスタジオ録音アルバムとしてその名を刻んでいる。