パルプは1995年に発表されたアルバム『コモン・ピープル』の30周年記念エディションが10月24日にリリースされることが決定している。
4LPと2CDの各フォーマットでリリースされる今回のパッケージには、アルバム本編に加え、語り草となっている1995年のグラストンベリー・フェスティヴァルでの演奏が完全収録される。グラストンベリー・フェスティバルでの彼らのパフォーマンス全編が音盤化されるのはこれが初めてとなる。
フロントマンのジャーヴィス・コッカーは、この新たなパッケージでのアルバムの音質の向上ぶりについて次のように説明している。
「45回転盤2枚から成るこのヴァージョンは、『コモン・ピープル』の音質を大幅に向上させている。当時の僕らは、これがパルプの”ポップ・アルバム”だということにこだわっていた(シングル“Common People”がヒットして、僕らはようやくある程度”ポピュラー”になっていた)。そしてご存じの通り、ポップ・アルバムというのは総じて各面6曲ずつの計12曲で構成されるものだ。そこで1つ問題が生じた――そうすると、レコード1枚の再生時間が53分になってしまう。この長さだと、アナログ・レコードの音質を損なうと僕らは忠告された。だが当時の僕らにとっては、ようやく掴みつつあった”ポップ・ドリーム”の質を損なうことの方が問題だったのだ。だが、それから30年が経った今回、ようやく『コモン・ピープル』を最高の形でお聴かせできるときが来た。まさに”別格(different class)”の仕上がりとなっている」
「1995年6月のグラストンベリーでのパフォーマンスは、これからもパルプ史上もっとも重要なコンサートとして語り継がれていくだろう。あれは“Common People”が全英チャートで2位になって3週間後のことで、僕らは急遽ザ・ストーン・ローゼズの代役で出演することになった。“Sorted for E’s & Wizz”、“Mis-Shapes”、“Disco 2000”はどれもあのときがライヴ初披露だった。今回のパッケージには、そのコンサートの(ドローン音が鳴り響く長いイントロも含めて)全編が初めて収録される。歴史的瞬間を追体験できるというわけだ」
頑丈なスリップケースに収納される4LPのデラックス・エディションには、28ページの充実したブックレットが同梱される。そこにはバンド・メンバーへの新規インタビューを中心とした書き下ろしエッセイのほか、写真家のランキンやドナルド・ミルン(オリジナル盤の写真を撮影)、グループのアーカイヴから提供された多数の未公開写真が掲載される。
また、オリジナルのアナログ盤のジャケットは日常の様々な場面を切り取った写真の中にメンバーたちの白黒パネルを配置した”別ジャケット”のインサート/アート・カードが両面刷りで6枚付属することで、購入者が”自分で表ジャケットを選べる”ようになっていたが、4LP版ではそのデザインが完全再現されているほか、白黒パネルのミニチュアがデザインされた12×12インチのポスターも付属する。
ジャーヴィス・コッカーとマーク・ウェバーの監修のもと、本パッケージのリマスタリング/マスタリング(及びラッカー盤へのカッティング)を担当したのは、アビイ・ロード・スタジオのジェフ・ペッシュとなっている。



























