The 1975のマット・ヒーリー、「ミュージック・フォー・カーズ」期をゴリラズになぞらえる

ザ・1975のフロントマンであるマット・ヒーリーは、バンドの「ミュージック・フォー・カーズ」と題された時期について自分たちにとっての「ゴリラズ的な時期」だと語っている。

ザ・1975は以前、通算3作目となる新作について2013年にリリースしたEPと同名の「ミュージック・フォー・カーズ」というタイトルになるとしていたほか、「三部作」の最後の作品になると語っていた。しかしながら、バンドは今年5月に当初の計画が変更になったことを明かして、「ミュージック・フォー・カーズ」とはアルバムのタイトルよりもむしろ、これからリリースされる2作品に取り組んでいた「時期」全体を指すとしている。

マット・ヒーリーは「ヴァルチャー」とのインタヴューの中で今回そんなにも多くの作品を作ろうとする切迫感を感じていたのはなぜだったのかについて語っている。「君は今焦りを感じていないのかい? 俺はドラマのヒロインなんだ。誰もが自分の映画を生きていて、1人1人がその世界の主人公なんだよ。もし君がライターだとしたら、素晴らしいエンディングを書きたいと思うだろう? 俺は取り憑かれていたんだよ。『3枚のアルバムを作ろう。3枚目のアートワークはある。そうしよう』ってね」

マット・ヒーリーはバンドの「最後」のアルバム用に考えていたアートワークについて今も取っておいてあるとして、そのアートワークは最終的に今週にリリースされる『ネット上の人間関係についての簡単な調査』と来年の『ノーツ・オン・ア・コンディショナル・フォーム(原題)』からなる「2枚のアルバムのためのもの」になっていると語っている。

今も『ミュージック・フォー・カーズ』の時期をバンドの最後にしようと考えているかと訊かれると、マット・ヒーリーは次のように答えている。「違うよ! もうそれは絶対にない。セミコロンのようなものなんだ。コンマよりは長いよね? ピリオドよりは短いと思うんだけどさ」

彼は次のように続けている。「俺たちにとってのゴリラズ的な時期なんだ。腰を据えて、自分にこう問い掛けたんだよ。『オーケー。まだバンドの最後については誰にも伝えていないし、少し考えてみよう。28歳で素敵な最後を迎えるために、ベッドから出る理由を犠牲にしたいのかい?』ってね。俺がやりたかったのは、たくさんの音楽を作ることだったんだ。そう決めてからは、自分の世界に没頭していったんだよ」

ザ・1975は11月30日に新作『ネット上の人間関係についての簡単な調査』をリリースする。『NME』は満点の5つ星をつけたレヴューの中で本作を次のように評している。「自分自身の経験を書くことに取り掛かったマット・ヒーリーだが、結果としてミレニアム世代が送る人生が総合的に描かれたような芸術作品が出来上がることとなり、まさに今この瞬間にこの場所でしか生み出すことのできない賑やかなポップ・ミュージックの傑作が完成したのだ」

バンドは新作のリリースを記念して現地時間11月29日と12月4日にキングストン・アポン・テムズとカムデンでそれぞれ小規模な公演を行う予定となっているほか、来年の1月にはUKでのアリーナ・ツアーが予定されている。

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