Guns N’ RosesのSlash、「ウォーキング・デッド」に楽曲を提供しようとしていたと明かす

Slash

ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュは、かつてドラマ『ウォーキング・デッド』に楽曲を提供しようと試みたことがあると明かしている。

スラッシュは先月、ガンズ・アンド・ローゼズとして訪れていたUAEでポッドキャスト「バーセル・ミーツ」のインタヴューに応じて、スラッシュ ft. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレーターズの最新作『リヴィング・ザ・ドリーム』に収録されている”The One You Loved Is Gone”について語っている。

「(アルバムの歌詞についてメンバーと事前には)一切話したことがないんだ」とスラッシュは楽曲制作のプロセスについて語っている。「作曲であれ何であれ、何か1曲を書く時にはアレンジに関するシンプルなアイディアを俺が持ち寄って、その後で(マイルス・ケネディが)メロディをつけ始めるという感じなんだ」

「それから曲全体に取り掛かって、ブレント(・フィッツ、ドラム)やトッド(・カーンズ、ベース)と一緒に曲全体のアレンジを作っていくんだ。それで、俺たちがスタジオに入る頃にはマイルスの歌詞も完成してくるんだけどさ。そういうわけで、彼の歌詞のアイディアは音楽のアイディアとはまったく異なる場所から生まれることもあるっていうことでね」

スラッシュは続けて、“The One You Loved Is Gone”について、当初はまったく異なる意図で作られた楽曲であったことを明かしている。「まさかと思うかもしれないけど、“The One You Loved Is Gone”については元々、あのイントロは『ウォーキング・デッド』のために書いたものなんだ。というのも『ウォーキング・デッド』は当時、オリジナルのスコア以外の音楽は入れたくないという感じだったんだけど、俺の書いたオリジナルの曲を入れてもらえないかと思っていてね。結局は認めてもらえなかったんだけどさ」

「その理由は俺がスラッシュだからなんだ。『ウォーキング・デッド』の世界観に実在する有名人を入れたくなかったんだよ。それで、実現しなかったんだ。音楽としてはいいアイディアだなとずっと思っていてね。マイルスに『ウォーキング・デッド』のための曲を作れないかって提案してみたんだ。それで、彼にメロディとかを加えてもらったんだけど、2018年になってレコーディングした頃にはまったくの別物になっていたよ」

スラッシュは以前、“The One You Loved Is Gone”のアイディアについて、プラグに繋げていない状態のエレキ・ギターを弾いてiPhoneに録音したものを「ウォーキング・デッド」の音楽担当に送っていたことを明かしている。「どうなったかって言うと、レコーディングしたものを後で聴き返してみた時に、よくこれを送る勇気があったなと思ってしまったほどでね。引っ掻いたようなアンプラグドのエレキギターの音源を、『なあ! こういうのを考えてみたんだ!』っていう感じで送っていたんだけどさ」とスラッシュは語っている。

「俺が聴いていたものを理解できた奴は他にいなかっただろうね。とにかく、あれは頭の中にあったアイディアの一つに過ぎなかったんだ。音楽的にはクールなものだと思っていたからね。マイルスとあちこちでこの曲に取り組んでいた時のことを覚えているけど、今年に入ってリハーサルでやってみた頃には、当初のものとは少し違うものになっていてね。それからマイルスがこの素晴らしいヴァースとコーラスをつけてくれて、今のクールな楽曲に仕上がったんだ」

マイルス・ケネディは次のように続けている。「リハーサルで改めてスラッシュがこの曲を持ってきてくれた時に、自分の中でようやく一つになり始めた気がしたんだ。ロサンゼルスのホテルで座っていた時に『俺は今でも、君が何から生まれたのかと頭を悩ませている』っていう最初の歌詞が頭に浮かんでね。『これは強力なフックになるぞ。みんなで形にできそうだ』って思ったんだ」

「それで、その時から取り掛かり始めたんだけどさ。何が面白いかって、この曲を聴くと、俺が失われたロマンスだったり人間同士の関係性を望んでいるように聴こえるというところでね。けど、実際に歌詞で歌われているのは、数年前にツアーに出た時に実家に置いて行くことになった、昔飼っていた犬を恋しく思う感情なんだ。チャウ・チャウとゴールデンレトリバーのミックスで、シナモンっていう名前なんだけどね。当時も既に年を取っていたんだけど、亡くなってしまったんだ。とにかく、すごくいい子でね。そういうわけで、この曲はシナモンについて歌っているんだよ!」

スラッシュ ft. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレーターズは2019年1月に来日公演を行うことが決定している。

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