Deep Purple、3億円以上を詐取していた元会計士に実刑判決が下されることに

Deep Purple

ディープ・パープルの元会計士がバンドから220万ポンド(約3億2000万円)を詐取した罪で懲役6年4ヶ月の刑となったと報じられている。

現地時間4月30日「サリーライヴ」によれば、会計士のディパク・ラオは取締役を務めていたディープ・パープル・オーヴァーシーズとHECエンタープライズから自身の口座に大量の金銭を移したと宣告されている。彼はそれを詐欺だった投資話に投資し、すべての金を失うことになったという。

2014年のディパク・ラオの不正行為は発覚し、現在のディープ・パープルのメンバーであるイアン・ギラン、ロジャー・グローヴァー、イアン・ペイス、ジョン・ロードの遺産管理団体、元マネージャーのトニー・エドワーズによって2017年に訴えられていた。トニー・エドワーズの子供たちは彼が2010年に亡くなって事業を引き継いだ際に怪しく思ったという。

「この期間、我々が経験してきたストレスは計り知れないものです」とトニー・エドワーズの娘は法廷で述べている。「彼は私の父親が人生を通して築いてきた遺産に大打撃を与えました。この損失は長年知っていて、信頼してきた人物によって行われたのです」

英国の破産サービスによって2年間にわたる調査が行われ、ディパク・ラオは2008年から2014年にかけてディープ・パープル・オーヴァーシーズとHECエンタープライズから自身の口座に金銭を移したことが明らかになっている。彼は収支報告で金銭の移動を隠し、銀行口座へのアクセスを制限することで、自身の犯罪をうやむやにしようとしていた。取締役会で詐取が明らかにされた2014年11月に彼はディープ・パープル・オーヴァーシーズとHECエンタープライズを退職している。

ディパク・ラオの弁護士は「かっとして」やってしまい、自身の損失を補填するために金銭を取ることになったと主張していた。「彼の行動はまさに深みにはまったバカな男の行動そのものです」

職権乱用と犯罪的な財産の移行の罪により、ディパク・ラオは少なくとも半年の実刑判決となり、2028年まで企業の取締役を務める資格を剥奪される。

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