Madonna、ユーロヴィジョンでパレスチナの旗を身に着けたダンサーが空港で取り調べを受けたことが明らかに

Madonna

マドンナによる物議を醸しているユーロヴィジョンのパフォーマンスでパレスチナの旗を身に着けていたダンサーは空港の出国審査で1時間半以上にわたって質問攻めに遭ったことを明かしている。

マドンナはクエイヴォと共に“Future”をパフォーマンスしている際にイスラエルとパレスチナのなお続く紛争についてわずかに触れており、ダンサーのモナ・バーントセンは背中にパレスチナの旗をつけていた。もう1人のダンサーは背中の部分にイスラエルの旗をつけており、2人のダンサーはパフォーマンスの最後に互いに腕を組むというものとなっていた。

今回、モナ・バーントセンはパフォーマンスを終えて、出国しようとした際にイスラエル当局から質問を受けた「ひどい」体験について語っている。

「マドンナには彼女の主張に参加させてくれて、多くの視聴者の前で私にパレスチナの国旗を身に着けさせてくれて感謝してるわ。でも、残念ながらウェスト・バンク(パレスチナ自治区)での抑圧は現実のものよ。昨日のパフォーマンスの後、数時間はひどいものだったわ。あんなふうに監視されたように感じるなんて想像もしていなかった」と彼女はインスタグラムで述べている。

「空港のチェックインで私のパスポートが回されて、1時間半以上にわたって取り調べを受けたのよ。私の全人生の話をして、私がこれまでアラブ諸国を訪れた理由を説明して、私の宗教的関わりを話して、滞在中の1日の詳細なスケジュールを見せて、3年前に前回エルサレムを訪れた時に何をして、どこに行ったのかを説明しなければならかった。全部よ。国を出るところだっていうのにね」

「おそらくこれもすべて平和や団結、自由を促進するためにパフォーマンスの一環で旗を身に着けたことが現在の紛争への言及となっていたからよね。パレスチナの人々が日々の生活で直面している監視や抑圧なんて想像もできないわ」

モナ・バーントセンは次のように続けている。「あのパフォーマンスを声を上げることに使ったマドンナに感謝してるわ」

モナ・バーントセンのパフォーマンスの何が問題となったのかは明らかになっていないが、テルアビブのベン・グリオン国際空港は厳しいパスポート・チェックで知られ、イスラエルを出る訪問者にも質問を行っている。

ユーロヴィジョンのオーガナイザーは放送後、マドンナの政治的なパフォーマンスについて次のように声明を発表している。「生放送中に……マドンナの2人のダンサーが衣装の後ろにイスラエルとパレスチナの旗を付けている模様が一瞬放送されました。これについては、リハーサルで決定されていたパフォーマンスの一部ではありません」

「ユーロヴィジョン・ソング・コンテストは政治的なイベントではなく、マドンナにもそのことは知らせてありました」

一方、マドンナはパフォーマンスについて次のように述べている。「マダムXは自由の戦士よ。私は感謝しているわ。平和と、世界の団結のメッセージを広める機会を与えてもらえたことにね」

マドンナはニュー・アルバム『マダムX』を6月14日にリリースすることが決定している。

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