Madonna、中絶の権利を覆す米最高裁の判決に言及

Madonna

マドンナは1973年の「ロー対ウェイド」事件における判例が覆されたことを受けて「深い絶望」に陥ったと見解を述べている。

先週、アメリカの最高裁は「ロー対ウェイド」事件における中絶の判例を覆す判決を出している。これにより1973年以来となる形で人工中絶は米連邦での権利とは認められず、各州が中絶を禁止したり制限したりすることが可能となる。

現地時間6月26日にマドンナはインスタグラムでこの判決への失望を表明している。彼女は自分の娘やアメリカの全女性のことを考えると怖いと述べている。

「ロー対ウェイド事件の判例が覆されるという恐ろしいニュースで目を覚ましました。女性は自分の身体への権利を持たないということが法制化されたのです」とマドンナはニューヨークのターミナル5でプライド月間を祝う写真と共に投稿している。「この判決は私やこの国のあらゆる女性たちを深い絶望へと追いやることになりました」

「今回、最高裁は女性の権利は憲法上の権利ではないという判決を下しました。実のところ、私たちは銃ほどの権利もないのです」と彼女は続けている。「娘のことを考えると怖いです。アメリカの全女性のことを考えると怖いです。ただただ怖いのです」

「神はこの苦役に耐えられる強さがあると知っていたからこそ、私たちの肩にそれを背負わせたのだと思います。闘う強さであり、打ち勝つ強さです。必ずや勝つのです。中絶の権利を守る連邦法を成立させる方法を見つけるのです」

マドンナは次のように締めくくっている。「女性たちよ、準備はできていますか? 闘うのです」

エンタテインメント業界からはテイラー・スウィフト、パール・ジャム、チャーリーXCX、マギー・ロジャース、グリーン・デイ、フィニアス、ヤングブラッド、アリシア・キーズらが最高裁の判決に抗議する声を上げている。

今回の最高裁の判断を受けて、リゾはライヴ・ネイションと協力して、今後のツアーの利益から100万ドル(約1億3000万円)をプランド・ペアレントフッドやアボーション・ライツに寄付することを発表している。また、グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングはロンドン公演で「アメリカ国籍を放棄する」と語っている。

関連NEWS

  1. Madonna

    Madonna、アメリカ大統領選挙でジョー・バイデンに投票したことを明かす

  2. Madonna

    Madonna、Stuart Priceと共に新作の制作に入ったことが明らかに

  3. Madonna

    Madonna、新作より新曲“Dark Ballet”のMVが公開

  4. Madonna

    Madonna、自身とレコード契約をしてくれたSeymour Steinの訃報を受けて追悼の意を表明

  5. Madonna

    Madonna、第65回グラミー賞授賞式で容姿が話題を呼んでいることに言及

  6. Madonna

    Madonna、来たる新作を引っさげたワールド・ツアーを行うことを発表

  7. Madonna

    Madonna、最新ツアーのダンスで手すりを使っていることへの批判に擁護の声

  8. Madonna

    Madonna、The Celebration Tourより「Live To Tell」のライヴ映像が公開

  9. David Guetta

    David Guetta、星座を理由にMadonnaから仕事を断られたと明かす

  10. Madonna

    Madonna、テキサス州ユヴァルディの小学校で起きた銃乱射事件を受けて銃の安全性を改めて求める

  11. Madonna

    Madonna、写真集『セックス』の30周年を記念して新しいエディションを刊行することに

  12. Madonna

    Madonna、当初は母親になることを拒絶していたと語る

  13. Madonna

    Madonna、ハマスとイスラエル軍の武力衝突を受けてインスタグラムで思いを語る

  14. Madonna

    Madonna、Snoop Doggの「Gang Signs」のMVに出演

  15. Madonna

    Madonna、ブラジルのコパカバーナ・ビーチで無料コンサートを行うことを正式に発表