Damon Albarn、物議を醸しているMorrisseyの政治的な発言についての見解を語る

Damon Albarn

デーモン・アルバーンは極右政党のフォー・ブリテンへの支持を表明するなど物議を醸しているモリッシーの政治的な発言についての自身の見解を語っている。

モリッシーは今年5月、「ザ・トゥナイト・ショウ・スターリング・ジミー・ファロン」にフォー・ブリテンのバッジを着けて出演したことで批判を浴びている。モリッシーはその後、物議を醸したインタヴューの中で人種差別主義者であることを否定した上で次のように語っている。「いまやその言葉は何の意味もなしていない。究極的には誰もが自分自身の人種のほうが好きなわけでね……そうなると、全員が人種差別主義者だっていうことになるのかい?」」

今回、デーモン・アルバーンはザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンとして『NME』のジョーダン・バセットとのインタヴューに応じて、その中でモリッシーについての見解を語っている。

「スティーヴン(・モリッシー)は複雑な人だよね」とデーモン・アルバーンがモリッシーについて語ると、バンドメイトで元ザ・クラッシュのベーシストであるポール・シムノンは次のように問いかけている。「けど、彼はイングランドに住んでいるんだっけ?」

「いや、彼が住んでいるのはカリフォルニアだよ」とデーモン・アルバーンは応じている。「彼は気にしちゃいないんだ。人々を挑発するためにやっているだけなんだ」

ポール・シムノンは続けて、モリッシーについて外国に住み始めて久しく経ったことでイギリスでの生活についての誤った見解を持つようになってしまったのではないかと語っている。

「自分の国から離れて他の国に住んでいるような時には、そこでの現実について根本的に誤った考え方を持ってしまうことがあるわけでね」とポール・シムノンは語っている。「ジョン・ライドンにも同じことが当てはまるよ。彼もある程度のレベルに達してしまったよね。自分の考えを言う資格はあるけど、その国に住んでいないのであれば、非現実的な視点にしかならないわけでね」

デーモン・アルバーンは次のように続けている。「その通りだね。僕も完全に同意だよ。意見を持つべきじゃないよね。その国に住んでいないのであれば、そこの政治に口を出すべきじゃないんだよ。繊細な部分まで理解するには、そこに住む人たちの感情に包まれた世界で生活をする必要があるわけでね。単なるなにかしらの考えだけではなくね。そんなの、現実からはかけ離れているんだからね」

「見る影もない英国人になりたいなら、どうぞ見る影もない英国人になってくださいという感じだよ。うん、本当にそう思うよ」

フォー・ブリテンはイギリス独立党の党首選に敗れたアン・マリー・ウォーターズによって2017年に設立されている。モリッシーは昨年、物議を醸したインタヴューの中で人種差別主義やイスラム教の「ハラル認証」とISISとの関連について語っている。また、モリッシーはヒトラーについて「左翼」だったと語っているほか、ロンドン市長のサディク・カーンについては「まともに喋ることができない」としている。モリッシーはその後、フォー・ブリテンへの支持を表明する公開書簡を投稿し、その中で人種差別やファシズムについて「軽蔑する」と綴っている。

フォー・ブリテンの党首であるアン・マリー・ウォーターズは先日、「多くの露出をして」くれたとしてモリッシーへの感謝を述べてる。

ビリー・ブラッグはモリッシーの政治的言動を批判しているアーティストの一人となっており、グラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーを務めたストームジーのパフォーマンス映像を使った「白人至上主義の動画」を自分のウェブサイトに投稿したとしてモリッシーを批判している。

インターポールのフロントマンであるポール・バンクスはモリッシーと共同ツアーを行うのに先立って、モリッシーの政治的見解に対する自身の考えを改めて明らかにしている。ポール・バンクスは「人種差別を嫌悪」しているとした上で、「一緒に仕事をするアーティストと常に同じ考えを持っているわけではない」と語っている。

一方、ザ・キラーズのフロントマンであるブランドン・フラワーズはモリッシーについて「今なおキング」だと語っているほか、ニック・ケイヴは「モリッシーの考えを批判してもいいが、彼の音楽は生きながらえさせるべきだ」と語っている。また、ジョニー・マーはモリッシーの発言がザ・スミスの遺産に悪影響を与えることにはならないと考えていることを明かして、次のように語っている。

「歴史を変えることはできないと思うんだ」とジョニー・マーは『NME』に語っている。「これは前にも言ったんだけどね。僕は心配していないんだ。僕の世界だったり、僕の人生とは関係がないからね。楽曲に審判を下して、それを受け入れて聴こうとするかは人々が判断することだよ。あと数週間もすれば(モリッシーの発言は)忘れ去られることになるんじゃないかな。こういうものは良かれ悪かれ、忘れ去られるものだからね。問題になっていることは分かっているけど、こういうやりとりには慣れているからね」

「その文化が見捨てられてしまうとかは心配してないよ。10代の頃の僕に『君や君の友人はヴェルヴェット・アンダーグラウンドをなきものにする心配はないのかい?』って訊くようなものでね。そんなこと起きるはずがないんだからさ。物事のなりゆきは分かってるからね。こういうやりとりはね」

モリッシーは5月24日にカヴァー・アルバム『カリフォルニア・サン』をリリースしている。

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