レディオヘッドのギタリストであるジョニー・グリーンウッドはBBCによるクラシックのイベント「BBCプロムス」で新曲を初披露している。
以前にも「BBCプロムス」に出演したことがあるジョニー・グリーンウッドだが、今回彼は初めて同イベントのキュレーションを手掛けており、現地時間9月11日に「ホラー・ヴァキュイ」と題された公演が開催されている。「ホラー・ヴァキュイ」は68のアコースティックな弦楽器をエレクトロニックのサウンドでシミュレートしたものになっており、ヴァイオリニストのダニエル・ピオロをゲストに迎えている。
ジョニー・グリーンウッドはこの日、クシシュトフ・ペンデレツキやハインリヒ・ビーバー、スティーヴ・ライヒら自身のお気に入りの作曲家たちの作品を演奏しており、スティーヴ・ライヒの“Pulse”ではベースを担当している。
Jonny Greenwood premiering his deliciously evil-sounding Horror Vacui at late-night #Proms (conductor rousing unnerving sounds out of orchestra like he was possessed), alongside stunning pieces by Penderecki and Reich. Loved seats behind stage. WOULD RECOGNISE THAT HAIR ANYWHERE. pic.twitter.com/ZRliMbspNn
— Michael MacLennan (@m_maclennan) September 11, 2019
「ホラー・ヴァキュイ」の全編の音源はこちらから。
https://www.bbc.co.uk/proms/events/play/m0008932
ジョニー・グリーンウッドはこれまでにクラシック音楽のほか、ポール・トーマス・アンダーソン監督による映画作品の音楽も手がけており、2012年の『ザ・マスター』、2014年の『インヒアレント・ヴァイス 』、2017年の『ファントム・スレッド』のサウンドトラックを作曲している。
一方、レディオヘッドのフロントマンであるトム・ヨークは先日、かつてBBCの社交ダンス番組「ストリクトリー・カム・ダンシング」への出演を依頼されたことがあると明かしている。
トム・ヨークはBBCラジオ6によるインタヴューの中で「ストリクトリー・カム・ダンシング」に出演するか、セレブがジャングルの中で共同生活を送るというリアリティ番組「アイム・ア・セレブリティー…ゲット・ ミー・アウト・オブ・ヒア!」に出演するならどちらかという彼にとっての究極の質問に答えており、「ああ、『ストリクトリー』ね」と応じた上で次のように答えている。「確か番組が始まったばかりの頃に一度依頼されたことがあるよ。『何だって?』っていう感じだったけどね。間違いなく電話をもらったことがあったと思う」
トム・ヨークはBBCラジオ4の番組「デザート・アイランド・ディスク」に出演することが発表されている。
1942年に初回が放送された「デザート・アイランド・ディスク」は残りの人生を暮らす無人島に持っていく8つの音楽と1冊の本、1つの贅沢品を選ぶものとなっている。
トム・ヨークは現地時間9月22日11時15分から放送される回に出演する予定となっている。