英首相、THE CLASHのファンだと公言して批判が寄せられることに

THE CLASH

ボリス・ジョンソン英首相はザ・クラッシュのファンであることを公言したことをめぐってファンから批判が寄せられている。

先日、ボリス・ジョンソンは現地時間12月12日に行われる来たるイギリス下院の総選挙に向けて保守党の本部内を歩きながら質問に答えていくというキャンペーン動画が公開されており、当該の発言はその動画の中でなされている。

動画の中で、ボリス・ジョンソンはお気に入りのバンドは誰かという質問に次のように答えている。「そうだな、ザ・クラッシュか、ザ・ローリング・ストーンズのどちらかだよ。最近は主にザ・ローリング・ストーンズを聴いているかな。そういうわけで、好きなように受け取ってくれ」

ボリス・ジョンソンの発言を受け、ザ・クラッシュのファンはツイッターですぐさま懸念を表明している。「(元英首相の)デーヴィッド・キャメロンはザ・ジャムが好きだと言っていたし、ボリス・ジョンソンはザ・クラッシュが好きらしい。この軟弱どもは歌詞を聴いているのかね? お次は(保守党に所属する下院院内総務の)ジェイコブ・リース=モグがN.W.Aが好きだとか言い出して、ずっと西海岸のヴァイブスに夢中だったとか言い始めるんだろうな」とあるユーザーはツイートしているほか、別のユーザーは次のように述べている。「ザ・クラッシュが好きなフリなんかするなよ、保守党の嘘つきのろくでなし野郎」

ツイッターでの一連の反応はこちらから。

「ミック・ジョーンズに(彼が所属する)ビッグ・オーディオ・ダイナマイト、ポール・シムノン、もしくはトッパー・ヒードン……お願いだからボリス・ジョンソンに(かつてザ・スミスのファンだって言ったデーヴィッド・キャメロンに対してジョニー・マーがしたように)彼はザ・クラッシュを好きになる資格がないって伝えてくれない? (どちらにせよ、あのクソ野郎にはザ・クラッシュの楽曲を2曲以上挙げてみろって言いたいけどね)」

「ボリス・ジョンソンのお気に入りのバンドはザ・クラッシュらしい! また嘘をつかれたわけだけど、あなたがザ・クラッシュのお気に入りの首相でないことは間違いないね。あなたはザ・クラッシュが立ち向かってきたすべてを象徴しているんだ」

「そういうわけで、外国人嫌悪を広める人種差別主義者のボリス・ジョンソンが、お気に入りのバンドはザ・クラッシュだって言っているらしい。どうすればそんなことが成立するんだい? ザ・クラッシュは反人種差別主義のバンドだったし、選ばれし力を持っていると自称する権威主義者たちに徹底的に歯向かってきたんだ。ジョー・ストラマーはあなたが拠って立つすべてを軽蔑してきたんだよ」

「考えてみて、ボリス・ジョンソン。ザ・クラッシュに対するあなたの偽物の愛は歓迎されないわ」

「ボリス・ジョンソンがザ・クラッシュを好きだって聞いたんだ」

「ザ・クラッシュの存命のメンバーたちには、ボリス・ジョンソンが自分たちを得票のために使っていることについて思うところを彼に伝えてほしいね」

一方、ボリス・ジョンソンの発言を擁護しているユーザーもおり、ボリス・ジョンソンについてかつて彼が「デザート・アイランド・ディスク」に出演した際、無人島に持っていく音楽としてザ・クラッシュの“Pressure Drop”やザ・ローリング・ストーンズの“Start Me Up”を挙げていたと指摘している。

ザ・クラッシュのメンバーは現時点でボリス・ジョンソンの発言に反応を示しておらず、『NME』では彼らにコメントを求めている。

約10年前には、デーヴィッド・キャメロン元英首相がザ・スミスのファンだと公言した際にも今回と同様に物議を醸すこととなっており、元ザ・スミスのギタリストであるジョニー・マーは2010年に次のようにツイートしている。「デーヴィッド・キャメロン、ザ・スミスのファンだって言うのはやめてくれ。そんなはずがないんだから。好きになることを禁止するよ」

また、ジョニー・マー今年7月、ボリス・ジョンソンを愛嬌のある愉快な人物だと考えている人々を批判している。「愛嬌のある愉快なキャラクターであるかのように『ボリス』と呼ぶのは止めてもらいたいね。彼のことはきちんとフルネームで呼ぶべきだ。『ろくでなしのボリス・ジョンソン』とね」と彼はツイートしている。

一方、ノエル・ギャラガーは先日、リアム・ギャラガーよりもボリス・ジョンソン英首相を兄弟にしたほうがマシだと語っている。

「ボリスのほうが楽しませてくれるとは言えるよな」とノエル・ギャラガーは『デイリー・スター』紙に語っている。「英語の使い方は彼のほうが秀でているね」

一方で、ノエル・ギャラガーは見た目においてはリアム・ギャラガーに軍配が上がることを認めている。「見た目はリアムのほうがいいけどな」と彼は語っている。「俺はきっと、2人のどちらともうまくいかないだろうな」

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