ヴィニール・キングスは日本独自企画のベスト盤『ザ・ベスト・オブ・ヴィニール・キングス』 が12月22日にリリースされることが決定している。
ヴィニール・キングスは2002年にナッシュヴィルのブロのミュージシャンが集まって、ザ・ビートルズやビーチ・ボーイズ・スタイルの音楽をやるために結成されたグループで、ベスト盤には2002年発表の『ア・リトル・トリップ』、2005年発表の『タイム・マシーン』に収録された全曲が収録される。
結成のいきさつについてメンバーのラリー・リーは次のように語っている。「当時、ぼくたちはみんなそれぞれの音楽キャリアでとても成功していたんだけど、ただ楽しむためだけに音楽をやりたいという思いで、このバンドを結成するために集まった。ビートルズがぼくたちを音楽のある人生に進むように押し出してくれた。ビートルズはぼくたちの道を示してくれた存在なんだ。それまで知らなかった目的地への音楽的なロード・マップと言えるものを作ってくれたんだよ。ぼくたちメンバーの青春の音楽の大部分を占めていて、ぼくたちのアルバムは彼らから受けた影響に敬意を表すために作ったものなんだ」
ライナーノーツにはザ・ビートルズに寄せて次のようなメッセージが掲載されている。「このプロジェクトの意図は、愛とリスペクトから生まれた楽しさを享受することだった。みんながそれをわかってくれることが大事なんだ。ビートルズ、そして彼らが存在した時代は、僕たち全員にとって、音楽人生へと駆り立ててくれたインスピレーションの贈り物だった。このアルバムはそれなりの形で、僕たちをその贈り物、あのときめき、あの欲望と愛に再び結びつけてくれる。そして何よりも、僕たちなりに音楽的な感じにこう伝える手段なんだ。ポール、リンゴ、そして(あなたたちがどこにいようとも)ジョン、ジョージ、ジョージ・マーティンへ―――ありがとう!」