アイアン・メイデンのドラマーであるニコ・マクブレインは、ベーシストのスティーヴ・ハリスとリズム隊を組んでいることについてその醍醐味を語っている。
アイアン・メイデンは最新ツアー「レガシー・オブ・ザ・ビースト」ツアーで5月に来日公演を行うことが決定しており、その後はイギリスのダウンロード・フェスティバルを含む形でヨーロッパ・ツアーを行うことが決定している。
楽器リテイナーの「コスモ・ミュージック」のインタヴューを受けたニコ・マクブレインはアイアン・メイデンのメンバーと出会った頃を振り返っている。ニコ・マクブレインは1982年にクライヴ・バーの後任としてアイアン・メイデンに加入している。
「1979年に初めて会ったんだ」とニコ・マクブレインは語っている。「彼らがヨーロッパでやる初めてのライヴで、自分はMCKITTYというバンドでやっていた。メンバーは3人だった。数年間パット・トラヴァースとやってたから、真面目なリズム・キーパーっ感じじゃなかったから、俺の演奏スタイルは3ピース・バンドに適していたんだ。バックグラウンドにはソウル、ファンク、ブルースがあって、特にブルースは10代以降プレイするのが大好きだったから、それがアイアン・メイデンのプレイ・スタイルにつながったんだよね」
「(アイアン・メイデンは)みんな初めて会った時から分別のある人たちで、ベルギーでヨーロッパ初となるライヴをやり、俺たちも他のバンドなんかとそこに出演したんだ。3年後に、加入のオファーがあってね。1983年が俺の正式な最初のライヴだったよ。雰囲気がすごく楽しかったね。ミスはあったけど、“Killers”、“Number Of The Beast”、“Wrathchild”、“The Prisoner”とか、5曲をやってね。混沌としていたけど、楽しかったよ。そして、それは今も同じだ。ミスはする。ずっとミスはあるんだ。いつかちゃんとできるかもしれないけど、怒りというのはないね。常に『オイ!』ってスティーブが登場するんだ。『オイ! プッシュビートになってるぞ。それで毎回うまくいかないんだ』、『分かった。ごめんよ、スティーヴ。ちょっと試してみただけなんだ』ってね。それでも楽しいね。今、俺がバンドと一緒にステージの上に立っても、それは36年前と同じように楽しいわけでね」
一緒にリズム隊を組むスティーヴ・ハリスについてニコ・マクブレインは次のように続けている。スティーブは紛れもなく素晴らしいベーシストだよ。今もまだそうだ。この男と一緒に演奏できるなんて恵まれているよ。“Where Eagles Dare”の3拍子のフィルとか、“The Trooper”の雰囲気、ああいうのがスティーブの作曲の仕方だよね。切迫したリアルさがあって、速く、ちょっと昔ながらの感じをくすぐるというかね。彼と一緒にやるには発見し、学んでいかなければいけないんだよ」
アイアン・メイデンは先日、玩具メーカーであるファンコからバンドのマスコット・キャラクターであるエディをモデルにしたフィギュアが発売されることも明らかになっている。
来日公演の詳細は以下の通り。
2020年5月19日(火)ぴあアリーナMM
OPEN 18:00/START 19:00
プレミアムシート¥20,000、指定席13,000
2020年5月20日(水)ぴあアリーナMM
OPEN 18:00/START 19:00
プレミアムシート¥20,000、指定席13,000
2020年5月22日(金)エディオンアリーナ大阪
OPEN 18:00/START 19:00
プレミアムシート¥20,000、指定席13,000
更なる公演の詳細は以下のサイトでご確認ください。