レッド・ツェッペリンは“Stairway To Heaven”の著作権をめぐる裁判で、アメリカ最高裁が聴聞会を開催しないことを決めて3度目の勝利を収めている。
今回の最高裁の判決は今年3月のサンフランシスコの第9巡回裁判所による判決を支持するものとなっている。現在のアメリカの裁判制度では今回が法に訴える最後の機会となっている。
スピリットのギタリストであるランディ・カリフォルニアの管財人であるマイケル・スキッドモアは最初に2014年にレッド・ツェッペリンを訴えていた。
彼はレッド・ツェッペリンが1971年に発表した楽曲“Stairway To Heaven”がスピリットによる1968年発表の楽曲“Taurus”の著作権を侵害していると主張していた。
しかし、2016年7月に判事はレッド・ツェッペリンを支持する判決を下していた。2018年9月に控訴が受け付けられている。
今年8月にマイケル・スキッドモアはロウ360を通して先日の判決を見直すようアメリカ最高裁に求めていた。ランディ・カリフォルニアの管財人は声明で次のように主張していた。「(第9巡回裁判所の)判決はその才能を食い物にされたクリエイティヴな人物にとって災難と言えるものです。その上、かつてその判事が『自分たちの巡回裁判所は著作権所有者に対して最も敵対的な巡回裁判所だ』と言っていた巡回裁判所による音楽業界やその弁護士への贈り物であり、熱狂的に受け取られることになりました」
「巡回裁判所の控訴審はハリウッドにまさに求めているものを与えたのです。それは著作権の裁判では負けることはないということです。これによって既に大規模な著作権をめぐる裁判について音楽業界の被告に有利なものとなっています。炭鉱のカナリアは死んでしまったのです。鉱山労働者がそれに気づいているかは分からないままです」
レッド・ツェッペリンは『レッド・ツェッペリンIII』の発売から50周年を記念して“Immigrant Song”の限定アナログ盤をリリースすることを発表している。
先日、レッド・ツェッペリンのギタリストであるジミー・ペイジはツアーを行うためにバンドが再結成することは「ほぼないだろう」と語っている。
「O2の時は僕とジョン・ポール・ジョーンズ、ジェイソン・ボーナムはもっとやることになると思ってたよ。更なる日程があると言われていたからね」
「O2の後やっていたら、いいものになったと思うよ。O2には多くの手間をかけて、やったからね。でも、実現しなかったんだよ」