フィーバー333とグランドサンはリンキン・パークの『ハイブリッド・セオリー』の楽曲をカヴァーしている。
スポティファイ・シングルズの企画でフィーバー333は“In The End”を、グランドサンは“One Step Closer”をカヴァーしている。
グランドサンは自身のカヴァーについて次のように語っている。「チェスターは最高のシンガーで、俺にはとてもまねできない。この曲ではピッチを下げないと彼のようには歌えなかった。俺はただ挑戦して、バンドに敬意を表して、この素晴らしい曲に感謝の気持ちを込めたかったんだ」
フィーバー333のジェイソン・エイロン・バトラーは次のように続けている。「“In The End”はラップとロックが共存できるって確信を持てるようになった曲だ。俺はそこからリンキン・パークにラップとロックの融合を学んで、それを念頭に独自の音楽を作ったんだ」
「14才の自分に伝えたいよ、いつかマイク・シノダから俺の音楽が好きだってダイレクト・メールを貰う日が来るってね。それどころかマイクが、俺と一緒に音楽を作るために彼の才能とエネルギーをシェアすることを提案してくれることになるって。14才の自分は信じないだろうな。35才の俺でもいまだに信じられないから」
一方、リンキン・パークは“One Step Closer”のミュージック・ビデオを撮影中の舞台裏映像が公開されている。
アルバム『ハイブリッド・セオリー』の20周年を記念して公開されたこの映像はデビュー・アルバム・リリース時のメンバーの様子が記録されたもので、チェスター・ベニントンがリンキン・パークに加入したことを振り返る物となっている。
チェスター・ベニントンは“One Step Closer”がアルバムからのリード・シングルになった理由について次のように説明している。「リフや曲の力、その攻撃性という点でこのグループを見事に代弁してくれる曲なんだ。歌詞としてはうんざりしていることについてだよね。僕らが感じている怒りを表現しているんだ」