リンキン・パークは“QWERTY”をライヴ初披露した2006年の来日公演の映像が公開されている。
リンキン・パークは4月12日にキャリア全体に及ぶベスト・アルバム『ペイパーカッツ(シングルス・コレクション2000-2023)』がリリースされている。
“QWERTY”のライヴ映像はこちらから。
『ペイパーカッツ』は“Crawling”や“Somewhere I Belong”といった楽曲から人気の高いレア音源“Qwerty”といった楽曲に焦点を当てながら、作品ごとの時代におけるバンドのこれまでの旅を振り返るベスト盤と評されている。
アルバムには先週公開された未発表音源“Friendly Fire”も収録される。通算7作目のアルバムとなる『ワン・モア・ライト』の制作にむけた2017年のセッション期間中にレコーディングされたこの楽曲では亡きチェスター・ベニントンが「We’re pulling apart for no reason, we’re pulling a trigger in a useless war…what are we fighting for.(理由もなく俺たちはバラバラに引き裂かれ、無駄な争いの引き金を引いていく…何のため俺たちは戦っているのか)」と歌っている。
“Friendly Fire”についてギタリストのブラッド・デルソンは次のように語っている。「“Friendly Fire”は『ワン・モア・ライト』時のセッションで収録した楽曲の中で、常に俺たちのお気に入りの一曲だった。最終制作段階に近づくにつれて何かがしっくり来なくて、一旦この楽曲を脇に置いたんだ。今回グレイテスト・ヒッツ・コレクションに収録する未発表音源を探し始めて、楽曲の力強さ、ストーリー性の力強さ、ヴォーカルの力強さ、そしてそのサウンドスケープに圧倒された。多分、当時俺たちが感じていたよりもはるかに、目指していたところの近くにいたんだっていうことに実は気づいたんだ」
「俺たちは皆で楽曲に取り掛かって、『ワン・モア・ライト』のレコーディング中にはどんな理由があっても表に出ることのなかった失われたピースを繋ぎ合わせていった。皆が楽曲を聴くのが楽しみだ。本当に美しく、力強く、切なくも、希望に満ち溢れたストーリーがあって、今日の自分の心にも本当に響く一曲だよ」
マイク・シノダは次のように続けている。「リンキン・パークのそれぞれのアルバム制作において言えることだけど、僕は一曲一曲の全てを愛し、尊び大事にしたいんだ。どの楽曲もそれぞれが世界で聴いてもらえるような曲になってほしい。そうなったらすごく誇りに思えることだし、そしてその曲がリスナーの心にも根付いていって、僕たちと結び付けてくれるエネルギーの一部になってほしいんだ」
「『ペイパーカッツ』のために楽曲をキュレートするのは大きな喜びだったね。収録曲の一つ一つが、僕たちのタイムラインの中で特別な瞬間であり、同時に、絶え間なく進化していくストーリーでもある。それと同時に、君たちにとってと同じくらい、僕たちにとっても意味のあるものなんだ。僕たちの最初のリリース“One Step Closer”から最新の“Friendly Fire”まで、このトラックリストは僕たちのこれまでのチャプター全てを網羅している。皆が、僕たちが旅を続ける理由の一つであることに感謝するよ。『ペイパーカッツ』を楽しんでくれると嬉しいな」