ジミ・ヘンドリックスは2本のギターのレプリカがギブソンによって販売されている。
1969年製フライングVと1967年製SGカスタムはジミ・ヘンドリックスが弾いていた実際のギター見た目とサウンドを復刻したものとなっている。
ギターにはジミ・ヘンドリックスの公式フォトやジミ・ヘンドリックスと仕事をしてきたことで知られるエンジニア/プロデューサーのエディ・クレイマーのコレクションから逸話や個人的な写真なども公開されている。
ジミ・ヘンドリックスはバンド・オブ・ジプシーズ期を通してフライングVを使用しており、1970年8月31日のワイト島フェスティバルでも使用している。
SGカスタムは全国テレビ出演2回目となった1969年7月7日の『ディック・キャヴェット・ショウ』で使用されている。
「ギブソンが素晴らしい仕事をして、これらのギターを再生産してくれたこのプロジェクトに関われて光栄ですし、特権だと思っています」とエディ・クレイマーはプレス・リリースで述べている。「このギターを開け、美しい一品のネックに手をかけ、プラグを入れて、世界を変えた時のファンの表情を想像することができます」
フライングVは熟成されたエボニーを使用しており、右手用が125本、左手用が25本限定となっている。SGカスタムは熟成されたポラリス・ホワイト・カラーで右手用150本限定となっている。両方とも価格は9999ドル(約104万円)となっている。
一方、AC/DCのアンガス・ヤングは初めてジミ・ヘンドリックスを聴いた時のことを振り返っている。
「ジミ・ヘンドリックスの“Purple Haze”を聴いた時は、そう、すごく興奮したよ。それで『どうすればジミ・ヘンドリックスについて知れるんだろう?』と思ってね。出かけて、本屋に行って、イギリスからの雑誌が入ってないか見てみたよ。彼がロンドンにいることは知っていたからね。それでギターと写っている小さな写真を見て、『こういうクールなものが見たかったんだ!』と思ったんだよね」