Lady Gaga、アメリカが抱える人種的問題について語る

Lady Gaga

レディー・ガガはビラヴド・コミュニティの賞を受賞して、人種的公平についてのパワフルなスピーチを行い、白人至上主義を廃絶するよう述べている。

この賞はマーティン・ルーサー・キング・ジュニアを偲んでコレッタ・スコット・キングによって1968年に設立されたアトランタの非営利団体であるザ・キング・センターによるものとなっている。

レディー・ガガはハイヤー・グラウンド賞を受賞しており、現地時間1月16日に開催されたオンラインの授賞式でジェニファー・ハドソンによって賞を贈られている。

受賞スピーチでレディー・ガガは人種的公平に対する自身の取り組みと白人として直面した人種的バイアスについて語っている。「私はこの非常にラディカルな時期に自分の肌の色のことを認識しています。私の名前であるステファニー・ジャーマノッタとして、みなさんよりも前からそうであることを知っていました。そして、レディー・ガガとして、私は大きなプラットフォームの力を持つ有名な白人の女性です。私はマーティン・ルーサー・キング・ジュニアによるこのビラヴド・コミュニティに自分の居場所を見つけましたが、私の人種的なアイデンティティはホワイトネスが中心にあります」

この賞を有色人種の人々に捧げて、レディー・ガガは白人に言及して次のように述べている。「黒人の命は大切です。黒人の生活は大切です。黒人であることは大切です。黒人の喜びは大切です。白人のみなさん、私は黒人の暮らしが我々の国の最善の部分を体現していると考えています。白人のみなさん、私たちには先入観を捨て去り、この国の歴史に関する率直な真実を受け入れ、白人至上主義が不健全であることを認め、自分たちの行動を変える責任があると考えています。そして、誰しもにとって自由が現実としてある世界に貢献するのです」

彼女は次のように続けている。「白人のみなさん、恥じることなく、我々は過ちを正さなければならないと私は考えています。行動を変えて、自分たち自身のためにそれをしなければなりません。これは愛溢れるコミュニティにおける私たちの役割の一つです。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの言葉を借りるならば、白人は定性的に自分の内面を癒やし、行動や振る舞いを変えなければなりません。これまでの先入観を捨て去ることで、違う形で世界を歩むことができるようになります。これまで言ってきたように、色は関係ないとは言いません。これからは色を祝福しましょう。色は関係ないというのは、愛溢れるコミュニティ必要とする理解を邪魔する最大のものとなっています」

「先入観を捨て去るというのは生活のすべての側面で人種的な社会構造を探すということです。毎日、ずっとです。それと共謀しようとしたり、そこから利益を得ようとしそうになったら、闘おうとすることです。先入観を捨て去ることで私は新しい目をもらいました。新しい目で見れば見るほど、自分の信じるものが変わっていきます。自分の信じているものが変われば変わるほど、自分の行動が変わっていきます。行動が変われば変わるほど、自由なコミュニティへの関わりは深くなっていきます。私の行動が他のみなさんの行動にも影響を与えることを願っています」

レディー・ガガは白人が「不当な権力の世紀から倫理的に癒やさなければならない」として、白人至上主義で利益を得てきたことを受け入れなければならないと述べている。

「白人至上主義のシステムは人間によってデザインされたものです」と彼女は説明している。「それらは文字通り社会構造となっていました。これが意味するのはそれを廃絶することも人間にはできるということです。文字通り、有色人種の生活を奪って抑圧のシステムを自分たちのために使ってきたことを白人が受け入れれば、片道切符の自由は可能だと信じています」

「元々、私のような見た目の白人は自分たちが問題なく、他の人々は解決すべきことがあると教えられてきました。このアメリカの通説を捨て去ることにみなさんを招待します。『彼らはどこが問題なの?』と尋ねることを止めることに招待します。代わりに絶えず『自分たちはどこが問題なのだろう?』と問い掛けるのです」

レディー・ガガは現地時間1月20日の大統領就任式で国歌斉唱を行うことが決定している。レディー・ガガは昨年11月の大統領選挙前からジョー・バイデンを支持しており、ペンシルヴァニア州ピッツバーグで行われたドライブイン・イベントに出演して“Shallow”と“You And I”を披露している。

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