TOTO、昨年11月に行ったオンライン・ライヴがライヴ作品としてリリースされることが決定

TOTOは昨年11月21日に行ったオンライン・ライヴがCD+BD/CD+DVD/CD/アナログ盤の4形態でリリースされることが決定している。

『ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ』と題された本作はスティーヴ・ルカサー、ジョセフ・ウィリアムス、デヴィッド・ペイチが2020年11月21日にカリフォルニア州ロサンゼルスから新生TOTOとして新たなラインナップで行ったグローバル・ストリーミング・イベントを収録したものとなっている。

参加メンバーはベースのジョン・ピアース(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)、ドラムスのロバート・”スパット”・シーライト(ゴースト・ノート、スナーキー・パピー)、キーボード/バック・ヴォーカルのスティーヴ・マッジョーラ(ロバート・ジョン&ザ・レック)、キーボードのドミニク・”エグゼヴィア”・タプリン(プリンス・バンド、ゴースト・ノート)、マルチ・プレイヤー/ヴォーカルのウォーレン・ハム(リンゴ・スター・オールスター・バンド)というラインナップとなっている。

ブルーレイとDVDには、ライヴ本編に加え、このライヴに出演したメンバー全員の思いを紹介する約30分のドキュメンタリー映像が収められている。

スティーヴ・ルカサーは次のように語っている。「偉大なミュージシャンたちに楽曲を演奏してもらえるのは、TOTOにとって名誉なこと。ドキュメンタリー映像を見れば、俺たちの今後の方向性がよく分かると思うよ。ジョー(=ジョセフ・ウィリアムス)と俺、そして俺たちをサポートしてくれるデヴィッド(・ペイチ)は、TOTOの音楽を存続させたいと願っている。デヴィッドは、いつだってショウに飛び入り参加してくれるかもしれないよ。一夜限りのライヴだから、セットリストは幅広い音楽性の曲を集めた。今後はTOTOの隠れた名曲やヒット曲、ジョーと俺が最近リリースした各自のソロ・アルバムの曲など、よりヴァラエティに富んだ楽曲を選んでいくつもりだ。俺たちはソロ・アルバムに対する世界的な反響にこれ以上ないくらい感激している。世界中でチャート・インしたからね。こういうセットリストは、新生TOTOの再始動となる<The Dogz of Oz>ワールド・ツアーに新鮮なスパイスをもたらしてくれる。俺たち二人は、過去のTOTOを現在、そしてその先へとつなげていくことを目指しているんだ。今回の新ラインナップの公開は、TOTOの歴史に待ちに待った新たな1ページを刻むことになる」

ジョセフ・ウィリアムスは次のように続けている。「TOTOとしてショウをやるのは常に最高の喜びだが、今回は特別だった。昨年11月、俺、ルーク、デヴィッドに3人のトップ・プレイヤーが新たに加わり、過去にサポートしてくれた天才ミュージシャンたちも集まってくれた。今回のショウは、新型コロナウイルスによるロックダウンに対応する必要性から生じたストリーミング・ライヴだが、同時に新生TOTOを結成する理由にもなった。バンド・メンバーはすぐに意気投合して、TOTOの新旧の曲を深く掘り下げていった。その中には、俺が特に気に入っている初代ヴォーカルのボビー・キンボールが作った「You Are The Flower」も含まれている。大ファンで、良き友人でもあるボビーにこのライヴを捧げるよ。それから、俺の大のお気に入りの「Till The End」と「Pamela」も復活した。新しいバンド・メンバーが完璧に演奏してくれたんだ。俺はバンドで最高の仕事に就いている。なぜかって? 自分が歌っていないときは、最高のミュージシャンたちのプレイが見られるからね!TOTOらしさは、しっかりと受け継がれている。最高のミュージシャンとシンガーが集まったバンドが、あらゆる種類のクールな曲を作って演奏するんだ。それがTOTOの出発点であり、この先も同じように続いていく。ドキュメンタリーでは、デヴィッド、ルーク、ウォーレン、ドミニクX、ジョン・ピアース、ロバート・“スパット”・シーライト、スティーヴ・マッジョーラが、プレイヤーとしての自身のキャリアやTOTOのレガシーを担うことについて語っている。そしてもちろん、ショウについての議論も。俺もちゃんと参加して、彼らをどれだけ愛しているかを語っているよ! さらにディープで“レガシー”を感じられる曲や、ルークと俺の最新ソロ・アルバムの曲を含めたセットリストを近いうちに生のステージで披露したいと考えている。待ち切れないよ! その日が来るまで、TOTOのヒストリーや直近のイベントで楽しんでほしい。ジョーより愛を込めて」

今年の2月26日にスティーヴ・ルカサーは8年ぶりとなるソロ・アルバム『アイ・ファウンド・ザ・サン・アゲイン』をリリースしている。同日にジョセフ・ウィリアムスは12年ぶりとなるソロ・アルバム『デニズン・テナント』をリリースしており、両作品の国内盤は『ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ』と同時リリースされることが決定している。

リリースの詳細は以下の通り。

TOTO|ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
2021年6月25日リリース(フィジカル/配信)
CD+ブルーレイ(2枚組):SICX30114-30115|
日本盤のみ、ブルーレイのライヴ本編に24bit/94kHz音声を採用/
歌詞・対訳・解説・日本語字幕付:税込¥5,240(税抜¥4,800)

CD+DVD(2枚組):SICX30116-30117|
歌詞・対訳・解説・日本語字幕付:税込¥4,290(税抜¥3,900)

1CD:SICX30118|歌詞・対訳・解説付:税込¥2,640(税抜¥2,400)

通常配信(音源のみ):税込¥1,833

ハイレゾ配信:24bit/96kHz(音源のみ):税込¥2,648

DISC1 (CD: 高品質Blu-Spec CD2仕様)  TOTAL TIME 約75分   
01. Till the End  from 『ファーレンハイト』 (1986)<LIVE披露は2011年以来>
02. Hold the Line  from 『TOTO 宇宙の騎士』 (1978)
03. Pamela  from 『ザ・セヴンス・ワン ~第7の剣~』(1988)
04. Kingdom of Desire  from 『キングダム・オブ・デザイア  ~欲望の王国~』(1992)<2008年にLIVE初披露; フル尺のLIVEパフォーマンスは1993年以来27年振り>
05. White Sister  from 『ハイドラ』(1979) <LIVE披露は2015年以来>
06. You Are the Flower  from 『TOTO 宇宙の騎士』 (1978)<LIVE披露は2001年以来19年振り。フル尺のLIVEパフォーマンスは初>
07. I Won‘t Hold You Back  from 『TOTO IV  ~聖なる剣~』 (1982)
08. Stop Loving You  from 『ザ・セヴンス・ワン ~第7の剣~』 (1988)
09. Band Introductions
10. Home of the Brave  from 『ザ・セヴンス・ワン ~第7の剣~』 (1988)
11. Rosanna (with David Paich)  from 『TOTO IV  聖なる剣』 (1982)
12. With a Little Help From My Friends? (The Beatles cover) (with David Paich)<LIVE披露は2008年以来>
 
DISC2(Blu-Ray/DVD) TOTAL TIME 約108分
ライヴ本編収録曲目はCDと同じ (approx. 75min) ※ブルーレイ版は24bit/96kHz音声を採用
ドキュメンタリー<日本語字幕付>(approx. 30min)
トレイラー (approx. 3min)

関連リリース

スティーヴ・ルカサー|アイ・ファウンド・ザ・サン・アゲイン
2021年6月25日リリース(フィジカル/配信)
CD:日本盤のみ高品質Blu-Spec CD2仕様/
歌詞・対訳・解説付 SICX30119|税込¥2,640(税抜¥2,400)
通常配信:税込¥1,833
ハイレゾ配信:24bit/96kHz:税込¥2,648

ジョセフ・ウィリアムス|デニズン・テナント
2021年6月25日リリース(フィジカル/配信)
CD:日本盤のみ高品質Blu-Spec CD2仕様/
歌詞・対訳・解説付 SICX30120|税込¥2,640(税抜¥2,400)
通常配信:税込¥1,833
ハイレゾ配信:24bit/96kHz:税込¥2,648

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