万象堂にて、1992年に発行された高尾栄司著『ビートルズになれなかった男』を電子書籍として復刊された。
本書は、デビュー前のビートルズと、謎に包まれていたドラマー交代劇を、緻密な取材で真実を明らかにしたドキュメンタリーの名作。
失意のドラマーが立ち直っていく姿を描いた、人間ドラマでもある。大宅ノンフィクション賞入選作。
また、表紙デザインは1984年の初版と同じ、平野甲賀氏が手がけ、37年の時を経て引き継がれ、生まれ変わったデザインとなる。
目次(抜粋)
Ⅰ ビートルズ誕生
姿を消したバンド
ロンドンからの手紙
地下室での邂逅
Ⅱ ピートはスター・ボーイだった
緑色の目をした男
リバプールでデビュー
再びハンブルクヘ
Ⅲ ブライアン、ビートルズを発見
しくまれた自伝
サインのない契約書
Ⅳ ピートはなぜ首にされたか
夢を追う少年たち
地面に落ちた鳥
ブライアンの墓の前で
Ⅴ ビートルズの曲は歌わない
リンゴ・スター現わる
栄光の陰で
Ⅵ 生きるピート
未来を考えるときがきた
お父さん、億万長者になれたのに