Brian WilsonやRingo Starrら、亡くなったHal Blaineに追悼の意を表明

Hal Blaine

ハル・ブレインが亡くなったことを受けて、ブライアン・ウィルソンやザ・ビートルズのドラマーであるリンゴ・スターを初めとした多くの著名人たちが追悼の意を表明している。

ハル・ブレインはハリウッドのスタジオ・ミュージシャンによる屈指の集団であるレッキング・クルーの一員で、ザ・ロネッツの“Be My Baby”、“Good Vibrations”を含むザ・ビーチ・ボーイズの数々の作品、フランク・シナトラの“Strangers in the Night”、サイモン&ガーファンクルの“Mrs. Robinson”や“Bridge Over Troubled Water”、ザ・カーペンターズの“Close to You”などでドラムを担当している。

訃報はハル・ブレインのフェイスブックで発表されており、「永遠に2ビートと4ビートの間で眠らんことを」と記されている。「世界中からハルに向けて寄せられる皆さんからのサポートやお祈りに感謝しています。悲しみに暮れるこの時にプライバシーを尊重していただくようお願いします。現時点でこれ以上お伝えすることはありません」死因については現時点で明らかになっていない。

https://www.facebook.com/HalBlaine/posts/2372154496162525

ハル・ブレインの訃報を受けてブライアン・ウィルソンやリンゴ・スターら多くの大御所ミュージシャンらが追悼の意を表明している。

「とても悲しいよ。言うべき言葉が見当たらない」とブライアン・ウィルソンは述べている。「ハル・ブレインはミュージシャンや友人としてあまりに素晴らしく、言葉では言い表すことができない。ハルは僕にたくさんのことを教えてくれ、僕たちの成功に大きく貢献してくれたんだ。彼は最も偉大なドラマーだった。一緒にたくさん笑い合ったよ。愛を。ブライアン」

「ハル・ブレインに神のご加護を。彼の家族にピースと愛を送るよ。さようなら、ハル。偉大なミュージシャンだった」とリンゴ・スターは述べている。

ザ・ロネッツのシンガーであるロニー・スペクターは次のようにハル・ブレインに追悼の意を表している。「25ヶ月前、ハル・ブレインと私はNAMMの会場で一緒に最後の音楽を作ったの」とロニー・スペクターは記している。「今日は残念ながらハルにさよならを言わなければいけないわ。彼がロネッツの作品に注ぎ込んでくれた魔法のすべてに感謝している……偉大なるキャリアを通じて、彼は他にも多くの人たちの音楽に魔法を注いできた。ありがとう、ハル。永遠に愛しているわ」

https://www.facebook.com/ronniespector/posts/10158153344162786

本名をハロルド・サイモン・ベルスキーというハル・ブレインは1929年の2月5日にマサチューセッツ州のホルヨークで生まれている。ハル・ブレインはその後、フィル・スペクターのスタジオ・バンドであるレッキング・クルーに参加して、ザ・ロネッツの1963年のヒット曲“Be My Baby”に参加して、フィル・スペクターが「ウォール・オブ・サウンド」を確立させるのに一役買っている。

ハル・ブレインはドラマーとしてキャリアを通じて数多の名曲に参加しており、ザ・バーズによるボブ・ディランの“Mr. Tambourine Man”や、フィフス・ディメンションの“Aquarius/Let the Sunshine In”、バーブラ・ストライサンドの“The Way We Were”などに参加している。

レッキング・クルーの貢献は当時は見過ごされており、数年が経って自伝やドキュメンタリーが発表された後でようやく評価が高まることとなっている。ハル・ブレインはセッション・ミュージシャンとして2000年にロックの殿堂入りを果たしている。

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