マーク・ロンソンはポール・マッカートニーの結婚式でDJをしたことへの支払いを固辞し、代わりに自身のアルバムに参加してもらうよう頼んだことを明かしている。
マーク・ロンソンは2011年に行われたポール・マッカートニーとナンシー・シェヴェルの結婚式でDJを務めたものの、光栄なパフォーマンスについて出演料を受け取ることは出来なかったと語っている。
「『あなたに支払いを請求することはできません。でも、いつか素晴らしいベース・パートで私の曲を彩ってくれませんか?』と言ったんだ」とマーク・ロンソンは『ラジオ・タイムズ』誌で振り返っている。
マーク・ロンソンはその後ロンドンで行われた結婚式の二次会でポール・マッカートニーからその返事をもらったという。
「トイレで手を洗っていたら、彼が入ってきて、『やあ、君の言うように僕らは一緒にやるべきだね』と言ってくれたんだ」とマーク・ロンソンは振り返っている。
「『新作に取り組んでいるから、田舎の僕の家においでよ』って言ってくれたんだ」
彼は顔をほころばせている。「そうやって実現したんだ」
そうして実現したコラボレーションはポール・マッカートニーが2013年に発表したアルバム『NEW』に収録されている。
マーク・ロンソンは「常軌を逸した」レコーディングについて次のように語っている。「素晴らしかったよ。彼はいい曲を書いてくれたんだ」
ポール・マッカートニーはマーク・ロンソンによるアップル+TVのドキュメンタリー『ウォッチ・ザ・サウンド』にも出演している。