フランツ・フェルディナンドはキャリア初のベスト盤となる『ヒッツ・トゥ・ザ・ヘッド』を2022年3月8日に日本先行リリースすることが決定している。
『ヒッツ・トゥ・ザ・ヘッド』には代表曲に新曲2曲を加えた全20曲が収録される。国内盤CDにはさらに1曲が追加収録される。
リリースの発表に合わせて新曲“Billy Goodbye”が公開されている。
収録される2曲の新曲“Billy Goodbye”と“Curious”はメンバーのアレックス・カプラノスとジュリアン・コリー、そしてスチュアート・プライスによる共同プロデュースとなっている。
アルバムの選曲作業について、フロントマンのアレックス・カプラノスは次のように述べている。「フェスティバルのセットリストを作るのと同じことさ。みんなが聴きたいと思う曲を演奏したくなる。ヒット曲をね。ヒット曲を頭から中心、足元まで持ってくるんだ。そのためには、誰もが知るシングルもちろん、“Outsiders”のような、バンドとオーディエンスの両方にとって特別な意味を持つ楽曲を含める必要がある。また去年レコーディングした新曲も2曲加えてある。“Billy Goodbye”と“Curious”だ。この2曲は、最後の段階でスチュアート・プライスとの共同プロデュースで完成させた」
「僕の友人には、オリジナル作品ではなくベスト盤を持っている人は「本当」のファンではないと考える人がいる。僕はそうは思わない。子供の頃の両親のレコード・コレクションを思い出すんだ。両親が持ってたコンピレーション作品が大好きだった。(デヴィッド・ボウイの)『チェンジズ』や(ローリング・ストーンズ)の『ロールド・ゴールド』を持っていたことに凄く感謝してるよ。それらの作品は僕にとっての入門書、入り口になってくれた」
『ヒッツ・トゥ・ザ・ヘッド』はCDとLP、カセットテープ、デジタル/ストリーミング配信でリリースされる。国内盤CDにはボーナストラックとして“Eleanor Put Your Boots On (Single Version)”が追加収録され、未公開の独占写真と共にオリジナル・ブックレットに掲載されたフランス人ジャーナリスト、JD・ボーヴァレットによるライナーノーツの対訳と歌詞対訳、日本語版解説を収めた解説書が封入される。国内盤CDと日本語帯付限定盤LPには、オリジナルTシャツ付セットも発売される。