米アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を獲得した映画『フリーソロ』以来の壮大なスケールと迫力に満ちた驚くべきアルピニストのドキュメンタリー映画『アルピニスト』が、7月8日より全国公開します。
世界でも有数の岩壁や氷壁、数々の断崖絶壁を、命綱もつけず、たった独りで登る無謀なフリーソロという登山スタイルを貫いたマークは、SNS社会に背を向けながらも、不可能とされていた数々の世界の山脈の難所に挑み、次々と新たな記録を打ち立てていく。だが、そんな偉業を成し遂げながらも、名声を求めない彼の性格から世間的な知名度はほぼ皆無――。
本作は、思わず目もくらむ、崩れ落ちそうな岩と氷の断崖絶壁をものともせず、命綱をつけずにたった独りで頂点を目指すアルピニストの姿が収められている。普段、なかなか見ることのできないような雄大な自然を背景に、体力と精神力の極限に挑むマーク。そんな彼の驚くべきフリーソロというクライミング・スタイルに、思わず手に汗握る作品です。
今週月曜、気象台から関東甲信地方、東海地方、九州南部地方の梅雨明けが発表されました!
コロナ禍の中、三密を避けられるレジャーとして「登山」が注目を集め、ブームとなっています。しかし、マークが挑む“死と隣り合わせの危険なクライミング”はなかなか体験できるものではありません。そんな、日常ではなかなか味わうことができない感覚を追体験できるのは、映画ならではの醍醐味だといえます。
雄大な自然は、われわれの目を奪うような美しさ、豊かさに満ちていますが、だからこそ人間にとっては厳しく、そして力強いものとして立ちはだかります。そんな大自然に正面から向き合い、前人未到のハードなチャレンジに単独で挑むマーク。命綱はなしに、クライミングアックスをしっかりと握り締め、慎重に崖に突き刺す、そのひとつひとつのムーブを、観客は息をのむように見つめることに。命綱がないということは、そのひとつひとつの動作に失敗が許されないということ。前人未到の雪山を慎重に、しかし時には大胆にのぼり続けます。
その緊張感あふれるクライミングをダイナミックに捉えたスリリングな映像体験は、梅雨明け後の暑い季節をヒンヤリとさせるような没入感に満ちている。猛暑が予想されるこの夏、映画館で必見の映画となっています。
この夏、私たちは知られざる天才クライマー、マーク・アンドレ・ルクレールの新たな伝説を目撃する。
『アルピニスト』 (原題:『THE ALPINIST』)
出演:マーク・アンドレ・ルクレール、ブレット・ハリントン、アレックス・オノルド(『フリーソロ』) ほか
監督:ピーター・モーティマー、ニック・ローゼン/制作:レッドブルメディアハウス/配給:パルコ ユニバーサル映画
2021年/英語/アメリカ映画/G/93分/ビスタ/© 2021 Red Bull Media House. All Rights Reserved.
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