ブライアン・イーノは17年ぶりとなるヴォーカル・アルバム『フォーエヴァーアンドエヴァーノーモア』の国内盤CDが10月14日にリリースされることが決定している。
気候変動をテーマにした新作『フォーエヴァーアンドエヴァーノーモア』にはギタリストのレオ・エイブラハムズ、音楽家兼ソフトウェア・デザイナーのピーター・チルヴァース、ヴォーカリストのクローダ・シモンズ、音楽家のジョン・ホプキンスに加え、弟で音楽家のロジャー・イーノ、姪のセシリー・イーノと娘のダーラ・イーノも参加している。国内盤CDには日本限定ボーナストラック“Breaking Down”を含めた全11曲が収録され、日本語解説書も封入される。
CDのパッケージには環境問題に留意したリサイクル素材と堆肥可能素材が使用される。
デジタルではアルバムから“There Were Bells”が先行配信されており、応募サイトからアップル・ミュージック、スポティファイでアルバムの予約を行うと、オリジナル画像が全員にプレゼントされる。
https://presave.umusic.com/foreverandevernomore
アルバムについてブライアン・イーノは次のように語っている。「皆さんと同じように(どうやら世界のほとんどの政府を除いて)、私は狭まっていく不安定な未来について考え、この音楽は、そのような考え、いえ、“感情”から生まれたものです。このような思いを共有する私たちは、世界が目まぐるしく変化し、その大部分が永遠に消え去ろうとしていることを理解しています……だから、このアルバムのタイトルにしたのです」
「このアルバムは、何を信じてどう行動すべきかを伝えるためのプロパガンダではありません。私自身が自分の“感情”を探求している証です。リスナーの皆さんとも、このような経験や探求を共有できればと願っています」
「私たちアーティストが、実は“感情の商人”であるという考えを受け入れるまで時間がかかりました。“感情”というものは主観的なのです。数値化したり比較したりするのが難しいので科学的には語られませんが、“感情”は思考の始まりで、なくてはならない存在でもあるのです。“感情”は、脳が意識している以上の広いレンズで、身体全体に影響を及ぼすものです」