マニック・ストリート・プリーチャーズは未発表曲“Studies In Paralysis”がキーラン・エヴァンスが手掛けたミュージック・ビデオと共に公開されている。
“Studies In Paralysis”は『ノウ・ユア・エネミー』のリイシュー盤に収録される。日本盤は完全生産限定盤(3CD)と通常盤(2CD)の2形態でリリースされる。
完全生産限定盤ではアルバムがメンバーが当初望んでいた形でアルバムが真の姿に生まれ変わっており、収録曲がリミックスなどと共にディスク1『ドア・トゥ・ザ・リヴァー』とディスク2『ソリダリティ』に分けて収録され、ディスク3には未発表デモ音源が収録される。
“Studies In Paralysis”のミュージック・ビデオはこちらから。
キーラン・エヴァンスは“Studies In Paralysis”のミュージック・ビデオについて次のように語っている。「いつもそうなんだけど、ニッキー・ワイアーからの1通の電子メールから始まったんだ。『ノウ・ユア・エネミー』の再発盤に収録されるセッションからの未発表曲2曲に映像をつけてくれないかってね。もちろん、やることにした。その1時間後には“Rosebud”と“Studies In Paralysis”の音源が届いて、息を呑むほど素晴らしかったよ。オリジナルのアルバムからこんな曲を外すなんて、何を考えているんだ?と思ったよ」
「その1時間後には別の電子メールが届いて、『ミロコ・スタジオでのセッション映像を送るよ』とか書かれていた。けれど、その映像はこれまで撮影されていたレコーディング・セッションの映像とは違っていた。みんなの振る舞いやレコーディングのパフォーマンスにシリアスさがあったんだ。陽気な感じや笑える瞬間はなかった。雰囲気が張り詰めていて、彼らが抱えていたプレッシャーを感じることができるんだ」
「“Studies In Paralysis”のために映像を編集するのは大変だった。本当に素晴らしい曲に合うように何度も編集を繰り返した。おかげさまで、最終的にはそういうものにできたと思うよ」
2形態共に海外ライナーノーツの対訳、長年のコラボレーターであるMitch Ikedaの写真が掲載され、日本盤CDには2009年に日本のみで、生産限定リリースされた同作の紙ジャケット盤に収録されていたライヴ・トラック4曲が、ボーナス・トラックとして復刻収録される。