ビヨンセは『ルネッサンス』に関する仕事の報酬が支払われていないとするファッション・デザイナーの申し出について反応を示している。
ファッション・デザイナーのヌシ・ケーロはインスタグラムで『ルネッサンス』のカヴァー・アートについて未払いの支払いがあると主張している。彼はビヨンセのスタイリストであるマルニ・セノフォンテが様々なプロジェクトで支払いを行っていないと非難している。
「ビヨンセのスタイリストとして私はあなたやあなたのチームが素晴らしいことをしてくれると思っていました」とヌシ・ケーロは既に削除されている投稿で述べている。「でも、私のメールに返信をもらえなくなって、これが法的手段の前に未払金を解決するのに利用できる最後の場だと思ったのです。あなたは私と私のコラボレーターに3ヶ月分の支払いを行っていません」
ヌシ・ケーロはマルニ・セノフォンテが「3つの仕事の一つに対して50％の手付金を支払った」ものの、そこにはアルバム・ジャケットの分は含まれていないと述べている。
ヌシ・ケーロは1ヶ月以上にわたって支払いを受けていないとして、プロジェクトには「アルバム・ジャケット撮影」、アルバム・ジャケットの2つ目のバージョン、ミュージック・ビデオ撮影のスタイリング、「3Dプリンターで作ったカスタムのトップス」などが含まれるという。
今回、ビヨンセのチームは「極めて遺憾」な主張を否定して、ヌシ・ケーロには報酬が支払われたと述べている。
「デザイナーのヌシ・ケーロがマルニ・セノフォンテについて終えた仕事の支払いがないと投稿したことは極めて遺憾です。事実として彼には報酬が支払われており、支払った証拠もあります」とビヨンセの担当者は『ETオンライン』に声明を発表している。
「彼のチームとはコミュニケーションを取ってきて、3度の支払いをしました。最初の支払いは2022年5月9日で、合意した費用の50パーセントの手付金を2022年7月8日に電信送金で支払いました。最後の3度目の支払いは彼が口座番号を変えたため、戻ってきてしまいました。彼のミスにより無効な口座番号として戻ってきてしまったのです」
ビヨンセの担当者は次のように続けている。「彼の正しい口座情報を得るために粘り強くコミュニケーションを取って、2度の電子送金の失敗を経て、2022年9月29日に小切手の現物を彼に郵送しました」
ヌシ・ケーロは6月と7月に行った仕事への「未払い請求書の一部支払い」として小切手の写真も投稿している。小切手には金額として「18425ドル」が記載されている。
先日、ビヨンセはパリのファッション・ウィークの最終日となった10月4日に「クラブ・ルネッサンス」と題したパーティーを開催したことが明らかになっている。
『ポップ・クレイヴ』によれば、このイベントでは携帯電話の使用が厳しく禁止されていたとのことで、携帯電話を使っているところを目撃された場合、退場を命じられると招待状には書かれていたという。
イベントは新たなキャンペーン「ルーズ・ユアセルフ・イン・ラヴ」の動画も公開されたティファニーとのコラボレーションによるもので、パレ・ド・トーキョーにあるイベント会場の「ヨーヨー」で開催されている。
