コゴナダ監督作『アフター・ヤン』が10月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開、主演のコリン・ファレルと、コゴナダ監督初長編作から連続出演となるヘイリー・ルー・リチャードソン、それぞれのインタビュー映像を解禁します。
「この仕事をして20年になるけどコゴナダ監督との仕事は最高の経験のひとつだ」
台本を読んだ瞬間から本作の魅力にのめり込んでいったというコリン・ファレル。コゴナダ監督を「繊細で洗練された人」と評し、「派手な音楽を盛り上げたりして観客をごまかそうとはしない。
独特な余白がしっかり残されている。余白で何をするかこそ監督が大事にしていることだ」と分析。さらに、「彼は映画オタクで映画の技術や歴史についてとても詳しい。
ビデオエッセイも作ってる人だ。あらゆる映画監督の映像的な技法を解説していて芸術的な信頼を得ている。他の監督が表現の説明を加えることもある。余白や構成に意図が込められていて無意味な演出は一切ない」と監督の類い稀なセンスの源を紐解く。
そして、監督との仕事は「初日から一緒に働くのがとても楽しかった。この仕事をして20年になるけどコゴナダ監督との仕事は最高の経験のひとつだ」と満足そうに語ってくれた。
「監督への愛を語っても?」——コゴナダ監督が作る作品なら何でも出演したい!監督への愛が止まらない!
はじめは監督から脚本を渡されるもキャスティングの意図は伝えられず、感想のみを求められたというヘイリー・ルー・リチャードソン。
実は台本読みが苦手だという彼女だが、本作については「他のことはそっちのけで一気に読んだ。私には珍しいことだと思う。いろいろなテーマが詰め込まれていて監督のすごさを再認識した」と明かし、「独自の世界観があって静的で美しかった。(前作『コロンバス』と)今回の世界観はまったく違うのに、監督で脚本家であり人間としての監督の声が見事に反映されている。すごい。感動した。本作のさまざまな問いについて考えさせられ、どうしてもエイダを演じたくなった。それで“エイダをやらせて”とメールした」と監督との親密な様子も伺えるエピソードを交えて脚本を絶賛。
さらに、インタビュー終わりには自ら「監督への愛を語っても?」と提案。
「とにかく監督の話を1日中していたい」「文字通りコゴナダ監督が大好き。監督が作る作品なら何でも出演したい」「コゴナダ監督と一緒に過ごすことは心が満たされるすばらしい経験」と溢れんばかりの監督愛を披露してくれた。
アフター・ヤン
監督・脚本・編集:コゴナダ
原作:アレクサンダー・ワインスタイン「Saying Goodbye to Yang」(短編小説集「Children of the New World」所収)
撮影監督:ベンジャミン・ローブ 美術デザイン:アレクサンドラ・シャラー 衣装デザイン:アージュン・バーシン
音楽:Aska Matsumiya オリジナル・テーマ:坂本龍一 フィーチャリング・ソング:「グライド」Performed by Mitski, Written by 小林武史
出演:コリン・ファレル、ジョディ・ターナー=スミス、ジャスティン・H・ミン、マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ、ヘイリー・ルー・リチャードソン
2021年|アメリカ|英語|カラー|ビスタサイズ|5.1ch|96分|原題:After Yang|字幕翻訳:稲田嵯裕里|映倫:G一般
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ © 2021 Future Autumn LLC. All rights reserved.
公式サイト:https://www.after-yang.jp 公式Twitter(キノフィルムズ・アートハウス部):https://twitter.com/kino_arthouse