Manuel Gottschingが享年70歳で逝去

Manuel Gottsching

ドイツ人のエレクトロニック・ミュージックのパイオニアであるマニュエル・ゲッチングが亡くなった。享年70歳だった。

1970年代にクラウトロック・バンドのアシュ・ラ・テンペルのギタリストとして知られたマニュエル・ゲッチングは公式サイトによれば、家族に囲まれて「12月4日に穏やかに亡くなった」という。

「彼が残した空白は彼の音楽と素敵な思い出で満たしたいと思います」と声明は続けられている。「あなたの指がギターの弦に触れた時、世界は静止しました。あなたの演奏を聴く度に世界は止まり、あなたが戻ってきますように」

アシュ・ラ・テンペルは元タンジェリン・ドリームのドラマーであるクラウス・シュルツとハルトムート・エンケと共に1970年に結成され、クラウトロック・シーンの中心を担うことになった。

アシュ・ラ・テンペルは1971年から1973年の間に5枚のアルバムをリリースしており、マニュエル・ゲッチングは1975年にソロ・デビュー・アルバム『インヴェンションズ・フォー・エレクトリック・ギター』をリリースしている。1976年にアシュラというプロジェクトを立ち上げ、その後、ソロとアシュラ名義で作品はリリースされていった。

1981年にはシーケンサー、即興のキーボード、メタル・パーカッション、ギターを使った1時間のミニマル・ミュージックによる作品『E2-E4』を制作している。最終的に本作はクラウス・シュルツのレーベルからリリースされ、ニューヨークのパラダイス・ガレージではすぐに人気作となった。

「この作曲家/プロデューサーの代表作『E2-E4』はハウス&テクノ・ミュージックの発展にとって不可欠な役割を果たしました」とR&Sレコーズはツイートしている。「このアルバムはカール・クレイグのような人々に影響を与え、レナート・ヴァンデパペリエがR&Sレコーズを作るインスピレーションになりました」

『E2-E4』は1989年にスエーノ・ラティーノがリワークした音源を発表して、デリック・メイがリミックスしており、LCDサウンドシステムやリンドストロームらに影響を与えることになった。

マニュエル・ゲッチングは2013年『ガーディアン』紙に次のように語っている。「クラブで『E2-E4』がかかっているのを知った時、人々がダンスしているのが想像できなかった。強いキックもないし、リズムもすごく繊細だった。ダンス・ミュージックからアイディアはもらったけど、自分の曲作りはスティーヴ・ライヒやフィリップ・グラスといったミニマリストのスタイルだった。オーケストラと一緒に演奏することもできるんだ」

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