マーティ・フリードマンは2月27日に行われた日本武道館公演でメガデスと共演したことについて語っている。
マーティ・フリードマンは日本武道館公演で本編後半に登場して、“Countdown to Extinction”、“Tornado of Souls”、“Symphony of Destruction”の3曲で共演を果たしている。メガデスとマーティ・フリードマンが共演するのは約24年ぶりとなっている。
マーティ・フリードマンはデイヴ・ムステインと共演を果たしたことについて『コンシークエンス』に次のように語っている。「現時点まで一緒にやってきたことすべてに完璧な感嘆符をつけるような感じだった。これ以上の筋書きは考えられなかったと思うね。完璧なタイミングで、すごく自然で、いい形でできたよ」
デイヴ・ムステインとの関係について訊かれると、マーティ・フリードマンは次のように答えている。「いい関係だよ。ずっといい関係なんだ。何かねじれたものがあるとしても、それはメディアを読んだ人の頭の中の話だよ。時々、話をしてきたし、いつもいい感じだった。おそらくバンドを脱退した時にはお互いの間にねじれたものがあったかもしれないけど、あの時もデイヴ・ムステインはなんで僕が脱退したのか、理解してくれていたと思う。あの時、僕はなんで自分がバンドをつらい状況に追いやることにしたのかを理解していたからね。でも、それもだいぶ前のことで、以降は仲良く普通のやりとりをしてきた。時折、他の人のコメントが必要なことについても話をするけど、完全に友好的なもの以外の何物でもなかったんだ」
今後もステージやスタジオでコラボレーションすることはあるかと訊かれると、マーティ・フリードマンは次のように語っている。「ああ、ドアは開かれているよ。これまでもドアはずっと開かれていたと思う。意味のあることをやるということだよね。彼らにとってもそうだし、自分にとっても意味のあることだよ。その意味で日本武道館は考えるまでもなかった。でも、彼らにとっても自分にとってもいいことで、付加価値があるようなことであれば、大賛成だよ。でも、今のバンドは勢いがあるから、自分が必要とされるなんて想像もしていなかった。でも、武道館は素晴らしかった。今後は他のこともあると思う。僕のドアは開かれているし、僕らはいい関係にある。バンドの連中のことはみんな大好きだよ。すごく気の置けない関係なんだ」
先日、マーティ・フリードマンはメガデスとの共演が実現することになった経緯について語っている。
ジョナサン・モンテネグロによるインタヴューでマーティ・フリードマンは今回の共演が実現することになったいきさつについて説明している。
「これ以上ないくらいシンプルだったよ。『2月に日本でやるんだけど、ジャムしたいかい?』とデイヴ・ムステインに言われたんだ。それで『もちろん』といったら、こういうことになったんだ。本当にシンプルだったよ。もっと詳しく答えられたらと思うんだけど、そういうことなんだよ」
メガデスは1993年3月に初の日本武道館公演を含む4度目の来日公演を行う予定だったが、この時はメンバーの健康問題を理由にキャンセルされており、日本武道館で公演を行うのは今回が初めてとなっている。
デイヴ・ムステインは次のように語っていた。「まさか(キャンセルから)30年後に武道館のステージに立てるなんて、俺たちも今からとても興奮しているよ。しかも今回は久しぶりにマーティに会えるし、武道館で彼と一緒に演奏できる。武道館で、ものすごい演奏を聴かせるから、ぜひ楽しみにしててくれ」
日本武道館公演のセットリストは以下の通り。
Hangar 18
Dread and the Fugitive Mind
The Threat Is Real
Angry Again
Soldier On!
Sweating Bullets
Trust
Conquer or Die!
Dystopia
A tout le monde
Countdown to Extinction (with Marty Friedman)
Tornado of Souls (with Marty Friedman)
Symphony of Destruction (with Marty Friedman)
We’ll Be Back
Peace Sells
Encore:
Holy Wars… The Punishment Due