ザ・クラッシュのポール・シムノンとギャレン・エアーズによるギャレン&ポールはデビュー・アルバムより新曲“Room at the Top”がミュージック・ビデオと共に公開されている。
ポール・シムノン(ザ・クラッシュ、ゴリラズ、ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーン)は新型コロナウイルスのロックダウンの際、スペインのマヨルカ島で曲作りを行い、絵画を描き、さらに地元のミュージシャンとコラボレーションを行うことで、1年半の期間に大きなインスピレーションを得たとのことで、友人のシンガーソングライターであるギャレン・エアーズとアルバムを完成させている。ギャレン・エアーズはケヴィン・エアーズの三女となっている。
“Room at the Top”のミュージック・ビデオはこちらから。
アルバムからはリード・シングル“Lonely Town”も公開されている。
ポール・シムノンは本作について次のように語っている。「ザ・クラッシュにいた頃、マネージャーのバーニー・ローズが、アンドリュー・ルーグ・オールダムがミック・ジャガーとキース・リチャーズを台所に閉じ込めたことを話してくれたのを覚えているんだ。彼は『曲を書くまで出さないぞ』って言ったんだ。ギャレンと俺は事実上そうしていた。毎晩、また別の曲を書いていたよ」
ギャレン・エアーズは次のように続けている。「かなり早い段階で気づいたのは、何度も曲を完成させたけれど、ささいなことが気にかかったの。私はポールに、『みんな気に入ってくれると思うけど、もっと何かが必要だと思う』と言ったの。すると彼は『俺もそう思う』と言った。そして、お互いが納得するまで、曲を書いたの。だから、私はこのコラボレーションに自信を持ってる。限界はないのよ」
アルバムのプロデュースを務めたのはデヴィッド・ボウイほか、数々の名作を手掛けたトニー・ヴィスコンティとなっている。