デフ・レパードは『ドラスティック・シンフォニーズ』について語ったインタヴューの日本語字幕付き映像が公開されている。
『ドラスティック・シンフォニーズ』はロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共演して、過去の楽曲を再構成したアルバムで、5月19日にリリースされる。
インタヴューの日本語字幕付き映像はこちらから。
本作についてヴォーカリストのジョー・エリオットは次のように語っている。「デフ・レパードは常に期待されている路線から外れるようなことを好んでやってきた。ティム・マッグロウ、テイラー・スウィフト、アリソン・クラウスなどとの共演もその一例だ。だから、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団が僕たちの昔の曲を使いたがっているというオファーが来た時も乗り気になった。もちろん、この試みは僕たちが初めてでは全然なかったんだけれど、僕らの曲をオーケストラ用にアレンジして、アビイ・ロード・スタジオでオーケストラと直接仕事ができる機会を棒に振るのは、あまりにもったいない話だと思ったんだ」
ギタリストのフィル・コリンは次のように続けている。「ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とアルバムを作るという提案をもらった時には光栄に思った。でも、自分たちの過去の音源の上にオーケストラがただ音を重ねるだけのものは嫌だった。そこで、クラシック風だけども新しい、特別な何かを『ドラスティック・シンフォニーズ』という括りの中で作り出して提示したいと思ったんだ。そのために曲に新たなパーツを足したり、以前のサウンドをミックスし直したり、またオーケストラの息吹が感じられるように、元々入っていた楽器をいくつか抜いたりという作業をして、実際には新作を作るような感じだった。その工程はとても刺激的だったし、その頂点となったのがロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とのロンドン、アビイ・ロード・スタジオでのレコーディングだった。この完全なチームとしての共同作業はほぼ1年掛かりだった。これは新たなデフ・レパードのアルバムであり、グレイテスト・ヒッツに誰も聴いたことのない曲が足されたアルバムであり、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のライヴ・アルバムでもある。僕たちとしては完璧なアルバムだね。この『ドラスティック・シンフォニーズ』の出来には満足しているし、誇りに思っている。早く世界の皆に聴いてもらいたいな」
日本盤はCD、CD+ブルーレイでリリースされるとのことで、ボーナス・トラックも1曲収録される。