9月22日(金)より角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開となる『クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド』のボブ・スミートン監督と、本作のサウンド・ミックスを手掛けたジャイルズ・マーティンのインタビューを収めた特別映像をこの度、解禁します。また、CCRのファンを公言するDJのジョージ・カックルさんが登壇する公開記念イベントも決定しました。
解禁された特別映像では、ボブ・スミートン監督が本作の制作経緯を語っている。
当初はCCRの物語を、出会ってからロイヤル・アルバート・ホールのコンサートまでを語る予定だったが、コロナ渦でインタビューができず不十分と感じていたところ、ジェフ・ブリッジスにナレーションを頼んだらどうかという提案があった。
「ジェフが『ビッグ・リボウスキ』で主役を演じたのは知ってたけどでも彼がCCRのファンかどうか? それでジェフにコンタクトしたらジェフはCCRの大ファンでナレーションを快諾してくれた。そして彼は見事だった。」と語っている。
また、最初にアルバート・ホールの演奏を見た時の感想として、「画はやや質が悪くて音はまあまあだった。でもバンドのパフォーマンスはすばらしかった。この段階から仕上げまでに映像の質を上げ、より鮮明にした。驚くべきはサウンドだ。CCRがこんなすばらしいコンサートをしていたなんて」と感じたと言う。
本作のサウンド・ミックスを手掛けたのは、ビートルズ、ローリング・ストーンズなどの仕事で知られるジャイルズ・マーティン。マーティンは、初めて映像をみて「その場にいるような臨場感を出すこと」が自分の仕事だと感じたと言う。
音声ファイルは、8トラックしかなかったというが、録音自体はよい状態で残されていたので、ミックスには支障がなかったようだ。また作業を進めていくなかで、「CCRはきわめて少数精鋭型で、一体となってすばらしいサウンドを奏でる。
それが偉大なバンドというもので、すべてが暗黙のうちに成り立っている」とまさにCCRの音楽についての核心を捉えた感想を語っているのが印象的だ。
最後にボブ・スミートン監督は、「家でこの映画を見ても十分に楽しめるだろう。だが、でも映画館で大勢の友だちと一緒に見れば、あの晩あの場に居合わせたかのような気分になれる。最高だよ。」と、大音響とスクリーンがある劇場に観ることをお勧めしている。
世界各国では、配信で封切りされた本作だが、日本では監督の望む通り劇場公開でお披露目となった。是非、スクリーンで4Kリマスターされた映像とジャイルズが手がけた5.1chアトモスミックスのサウンドを堪能して欲しい。
クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド
原題:Travelin’ Band Creedence Clearwater Revival at The Royal Albert Hall
2022年/86分/アメリカ/字幕(歌詞全訳):林かんな URL:http://ccr.onlyhearts.co.jp
配給:オンリー・ハーツ 宣伝:ブライトホース・フィルム
© 2022 Concord Music Group, Inc.