スマッシング・パンプキンズのフロントマンであるビリー・コーガンはソーシャル・メディアで自身にあるポートワイン母斑について見解を述べている。
ビリー・コーガンは公式インスタグラムで紫色のパーカーを着て、左腕に大きく広がるポートワイン母斑を見せる写真を投稿している。ビリー・コーガンは2005年発表のソロ・アルバム『ザ・フューチャー・エンブレイス』のアルバム・ジャケットでもこのポートワイン母斑が見られる写真を使っている。
「私はボディ・ポジティヴィティの動きを支持しています。というのも、結局のところ、自分たちを自分たちにしてくれるものを祝福することだからです」とビリー・コーガンは述べている。ビリー・コーガンは顔に母斑を持つモデルのカルロッタ・ベルトッティについて「自分の“違い”を優雅に受け入れている美しい若い女性」と評する記事も投稿している。
ビリー・コーガンは子どもの頃に「無慈悲に」母斑をからかわれたため、人生の大部分で母斑のことを隠してきたと述べている。「10年にわたって知り合いの人物でも見ることになるとショックを受けたりします」
ビリー・コーガンは次のように続けている。「今でも見知らぬ人に道で声をかけられるのは僕に気づいたからではなく、治療が必要な問題があると思われたからだったりします。それで、いろいろ訊かれるのです。火傷なの? 病気? 伝染病? 傷ですか?ってね」
「だから、今日のポジティヴなメッセージは以下になります。どんな自分であっても、自分に平穏を見出してもらえればと思います。私は他の人たちではなく、そういう人と知り合いになりたいと思っています」
ビリー・コーガンのこの投稿には多くの支持が寄せられており、スマッシング・パンプキンズの現在のギタリストであるキキ・ウォンは「まさしくレジェンドね」と述べている。
先月、スマッシング・パンプキンズは通算13作目となるニュー・アルバム『アゴーリ・モーリ・メイ』をリリースしている。
『アゴーリ・モーリ・メイ』は2023年5月にリリースされた『オータム:ア・ロック・オペラ・イン・スリー・アクト』に続く作品となっている。アルバムからはリリース前にシングルが公開されずに、全編が一挙にリリースされている。
新作についてビリー・コーガンは次のように語っている。「僕たちは36年間、このロックンロールというゲームをプレイしてきた。最初の曲は何なのか、最初の声明はどうあるべきか、その一瞬で他の人に判断させなければならなかった。僕たちは、このアルバムの正しい聴き方は“完全なる作品群”としてだと感じた。10曲、約45分。自分たちが成し遂げたことは、自分たちが目指したことなのか、あの元の位置に戻せたのかどうか。このアルバムで再び故郷に帰ることができたかどうか、ファンに判断してもらいたい」