ジェーンズ・アディクションは先日活動休止を発表したが、ニュー・シングル“True Love”の音源が公開されている。
ジェーンズ・アディクションはペリー・ファレル、デイヴ・ナヴァロ、スティーヴン・パーキンス、エリック・エイヴァリーというオリジナル・ラインナップで再結成しており、オリジナル・ラインナップでは34年ぶりとなる新曲“Imminent Redemption”をリリースしていた。
しかし、現地時間9月13日にボストンで行われた公演でペリー・ファレルはステージ上でデイヴ・ナヴァロに叫んだ後、突き飛ばしたことでライヴは中断されている。クルーやエリック・エイヴァリーがすぐに止めにかかり、照明も落とされたことで、ライヴは中止となり、その後の日程も含めて活動休止となることが発表されている。
今回、ジェーンズ・アディクションはニュー・シングル“True Love”の音源が公開されている。
“True Love”の音源はこちらから。
一方、ギタリストのデイヴ・ナヴァロはジェーンズ・アディクションがこれで終焉を迎えたことを示唆する投稿を行っている。デイヴ・ナヴァロは詩人のウォルト・ホイットマンの写真を投稿して、ウォルト・ホイットマンとバンドとの共通点について述べている。
「ウォルト・ホイットマンの『草の葉』を読み直していたんだけど、彼の作品と自分たちの作品には類似点があることに思い至った。『草の葉』はずっと生と死のサイクルにあり続け、彼は亡くなる1892年まで『草の葉』を書き直し続けていた」
「おそらく彼も私たちのように自分の作品を完全に理解できなかったのだろう。だから、ずっと書き直したり、追加したり、改訂したりして、自身の作品が生まれるサイクルを放棄することになった。本当に自分たちみたいだ。何かが失われてしまう時、それを避けて、満足できない状態でいつづけるよりも、失われてしまったことを認めて、その悲しみから大切な教訓を得るほうがいいのだろう」
デイヴ・ナヴァロ、スティーヴン・パーキンス、エリック・エイヴァリーの3人はジェーンズ・アディクションの活動休止の主な要因としてペリー・ファレルの「メンタル・ヘルスの問題」を挙げている。
「シンガーであるペリー・ファレルの以前からの行動とメンタル・ヘルスの問題のため、現在のアメリカ・ツアーを中止せざるを得ないという結論に達しました」と彼らは述べている。「ペリー・ファレル個人の健康と安全、そして私たち自身の健康への配慮から、他に選択肢はありません。私たちは、彼が必要とする助けを見つけることを願っています」
「すでにチケットを購入してくださったファンの皆様の期待に応えられなかったことを深く後悔しています。ステージの安全な環境を確保して、毎晩素晴らしいパフォーマンスを提供する解決策が見当たりません。私たちは胸を痛めています」