リチャード・アシュクロフトはノエル・ギャラガーにUKで行われるオアシスの再結成公演でオープニング・アクトをできる「唯一の人間」が自分だと語ったことを明かしている。
昨年10月、リチャード・アシュクロフトはUK&アイルランドで行われるオアシスの再結成公演にスペシャル・ゲストとしてキャストと共に出演することが発表されている。リチャード・アシュクロフトはウェンブリー・スタジアムでの5公演、マンチェスターのヒートン・パークでの5公演、カーディフでの2公演、エディンバラでの3公演、ダブリンでの2公演に出演する。
今回、「ラジオX」のクリス・モイルズによるインタヴューでリチャード・アシュクロフトはノエル・ギャラガーと交わした会話について語っており、サポート・アクトに最適な人物は自分以外にいないと伝えたという。
「今回は非常に重要な役割を背負うことになったということは分かっているよ」とリチャード・アシュクロフトは語っている。「オアシスがザ・ヴァーヴのサポート・アクトを務めていた時期があって、それが引っくり返って、アールズ・コートではザ・ヴァーヴがサポート・アクトを務めた。そして、ソロになってもオアシスとは共演してきた」
「だから、ノエル・ギャラガーに言ったんだ。『このスロットをやれる唯一の人物は俺だと思うよ。特に大規模な屋外公演だったら、みんなが多くを求めてくるだろう。何か思いついて、提供するものがないと、何が起こるか分からない』ってね」
リチャード・アシュクロフトはオアシスと様々な逸話があり、オアシスが1995年に発表した楽曲“Cast No Shadow”は彼がインスピテーションとなっている。リアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーが初めて行った全国規模のツアーは、デビュー・アルバム発表前の1993年に行われたザ・ヴァーヴのツアーのサポート・アクトだった。
1995年にはパリのバタクランでザ・ヴァーヴがオアシスのオープニング・アクトを務め、スコットランドのアーヴィン・ビーチではスペシャル・ゲストを務めている。リチャード・アシュクロフトは1997年発表の『ビィ・ヒア・ナウ』に収録されている“All Around The World”ではバッキング・ヴォーカルを担当している。
リチャード・アシュクロフトは次のように続けている。「今も一緒にやれているのは素晴らしいことだと思う。俺はほぼすべてのストーリーに立ち会ってきた。1日目からだよ。ファースト・アルバムが出る前だ。彼らは俺よりも先に巨大な成功を収めて、『トップ・オブ・ザ・ポップス』にも出た。俺の番が来た頃には彼らはその上にいるような感じになっていた」
「何百万枚というアルバムを売り上げたけど、貴重なことに二つのバンドで移動して、300人の前で演奏するようなことがあったんだ。どちらのバンドも『こんなことをやるつもりなんだ』とか、『いや、あんなことをやるつもりだ』とか言ってて、そう考えると、こんなことになるなんて信じられないよ」
リチャード・アシュクロフトはノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーの両方と親しい関係にあり、“C’mon People (We’re Making It Now)”にはリアム・ギャラガーがバッキング・ヴォーカルとして参加している。
先日、リチャード・アシュクロフトはオアシスの再結成公演を控える中でニュー・シングル“Lover”がミュージック・ビデオと共に公開されている。