ジョン・ライドンはパブリック・イメージ・リミテッドのニュー・アルバムのために「常に曲を書いている」と語っている。
1978年にパブリック・イメージ・リミテッドを結成したジョン・ライドンはこれまでに同グループで11枚のオリジナル・アルバムをリリースしており、最新作は2023年発表の『エンド・オブ・ワールド』となっている。
『コンタクト・ミュージック』のインタヴューで新しいアルバムについて訊かれたジョン・ライドンは次のように語っている。「ああ、リリースするよ。ニュー・アルバムのために常に曲を書いているんだ。ツアー・バスに乗っている時に始まるんだよね」
「曲を書くのはやめないね。4歳の時に読み書きを覚えて、それが全人生みたいなものだからね。書くことが好きなんだよ。アイディアは山ほどあるしね」
「800ページから2行を拾えただけでも幸運だね。それはずっとそうなんだ。将来的にはそういう気分じゃなくなるかもしれないけどね」
ジョン・ライドンは最近は歌詞の面で「自己憐憫に浸る」のではなく、「喜びの感覚」をインスピレーションにしていると語っている。
「人生、存在、あらゆるものにある喜びの感覚といったものだよね。俺は惨めな輩なんかじゃない。自己憐憫に浸るような人間じゃないんだ」
「もちろん、そういう時もあるけど、それが内省的な凡庸なアルバムを作るインスピレーションになったりはしない。ピーター・ハミルじゃないんだからね」
「あらゆることに楽しさとユーモアを見出しているんだよ。それによって筋ができて、主題を掘り下げて、正確にちゃんと描くことができるようになる」
「俺の書いたものに空想の島なんてものはない。すべては経験に基づいているんだ」
先日、ジョン・ライドンはインタヴューの中でザ・ローリング・ストーンズに引退を勧めている。
ジョン・ライドンはテレビ番組『グッド・モーニング・ブリテン』に出演して、2023年4月に亡くなった妻のノラとそこから1年も経たずに亡くなったマネージャーについて語っている。
妻と、何十年にもわたって親友だったマネージャーを亡くしたことで、ジョン・ライドンは当時はもうツアーをやらないと思っていたと明かしている。その後、ジョン・ライドンは引退を撤回することになったが、司会のエド・ボールズとスザンナ・リードに対して次のように冗談を飛ばしている。「認知症だな。それも忘れてしまったんだ」
ジョン・ライドンは次のように続けている。「前にも言ったように、おとなしく引退するなんて自分じゃないからね。そういう人間じゃない。ぜひともザ・ローリング・ストーンズは引退すべきだけど、自分の場合は曲のアイディアが一つ二つ足りなくなることなんてない。そこが違いだよね」