ジョニー・マーはニーキャップのフェスティバル出演を検閲する動きを非難して、ニーキャップが2025年のグラストンベリー・フェスティバルに出演することを支持している。
ニーキャップはコーチェラ・フェスティバルでパレスチナ支持を表明したことで物議を醸しており、昨年11月のロンドン公演でヒズボラの旗を掲げたことでテロ犯罪でも起訴されている。
メンバーのモ・カラは6月18日にウェストミンスター地方裁判所に出廷する予定となっている。
ニーキャップはハマスやヒズボラを支持しているという説に対して否定しており、個人に対する暴力を煽動しているわけでもないと述べており、映像は「意図的に文脈から切り離された」ものだとしている。ニーキャップは起訴を受けて、「これは政治的な取り締まりだ。これは関心をそらすためのカーニバルだ。自分たちが論点などではない。大量虐殺が問題なんだ」と述べている。
先日、人種差別に反対する活動をUKで行っている「ライヴ・ミュージック・ヘイト・レイシズム」はニーキャップについて声明を発表して、次のように述べている。「彼らを沈黙させようとする人々、公演から排除しようとしている人々は歴史の逆側に立っています。私たちはニーキャップを支持することを表明し、6月18日にウェストミンスター地方裁判所の外に集まって、モ・カラを擁護します」
今回、ジョニー・マーはX/ツイッターでニーキャップを支持することを表明している。「ニーキャップのグラストンベリー・フェスティバル出演を検閲しようとする動きがあることを知って、自分の立場を明確にすることが重要だと思いました。何度もグラストンベリー・フェスティバルに出演してきましたが、このフェスティバルには常に政治的側面があります」
「表現の自由と政治的活動を行う場として始まったのであり、1984年にザ・スミスで出演することに同意したのはそうすることが当時政治的行為だったからです。私たちは非常に困難な時代を生きていますが、ここ40年以上にわたって私や私の音楽に興味を持ってくれてきた人たちは、私の政治的スタンスは常に明らかだったと思っています」
— Johnny Marr (@Johnny_Marr) June 16, 2025
ジョニー・マーは次のように締めくくっている。「抑圧は芸術的表現を恐れているからです。自分のプラットフォームを使って不正に声を上げるすべてのミュージシャン、慈愛と平等を促進し、声なき者の声を代弁するすべてのミュージシャンに敬意を表します。私は自分の観客や仲間のミュージシャンと共に、虐殺の即時停止とパレスチナ解放を求める人々を支持します」
また、フォンテインズD.C.のグリアン・チャッテンはニーキャップのモ・カラがテロ犯罪で起訴されたことについて「魔女狩り」と評している。