ブルース・スプリングスティーンは新たなインタヴューでドナルド・トランプ政権について「人生を通してもこんな時代を経験したことはなかった」と述べている。
先週、ブルース・スプリングスティーンはロサンゼルスで始まったアメリカ移民関税執行局による不法移民の一斉摘発について「最低な」移民政策とドナルド・トランプ大統領を批判していた。
ブルース・スプリングスティーンはマンチェスター公演で「腐敗して能力のない裏切りの」現政権を批判しており、それを受けてドナルド・トランプ大統領はブルース・スプリングスティーンを「干からびたプルーンのようなロッカー」と評して、「母国に戻ってくるまで口を閉じているべきだ」と語っていた。
今回、『サンデー・タイムズ』紙のインタヴューでブルース・スプリングスティーンはドナルド・トランプ大統領について改めて批判している。
「私たちは歴史においてもひどい時代に暮らしている。議会は自らを無力化し、かつてこのようなリーダーシップを抑制していた境界線が崩壊してしまった」とブルース・スプリングスティーンは語っている。
ブルース・スプリングスティーンは次のように続けている。「この政権の機能不全は自滅の種をはらんでいるかもしれない。でも、どうなるかは分からない。人生を通してもこんな時代を経験したことはなかった。75年生きてきたけどね」
移民政策についてブルース・スプリングスティーンは次のように続けている。「この国に住む多くの人々にとって忌まわしい人間性を否定する行為だよ」
ブルース・スプリングスティーンによるマンチェスター公演での発言を受けて、パール・ジャムのエディ・ヴェダー、ニール・ヤング、U2のボノは支持することを表明している。
ブルース・スプリングスティーンについては伝記映画『デリヴァー・ミー・フロム・ノーウェア(原題)』の第1弾トレイラー映像が公開されている。
本作は『一流シェフのファミリーレストラン』への出演で知られるジェレミー・アレン・ホワイトがブルース・スプリングスティーンを演じるもので、アメリカで10月24日に劇場公開される予定となっている。
第1弾トレイラー映像はこちらから。
スコット・クーパーが監督する本作は1982年発表のアルバム『ネブラスカ』が制作された6ヶ月間を描いたもので、『ピーキー・ブラインダーズ』への出演で知られるスティーヴン・グレアムがブルース・スプリングスティーンの父親を演じ、長年のマネージャーであるジョン・ランドウは『メディア王 〜華麗なる一族〜』で知られるジェレミー・ストロングが演じている。