ディープ・パープルは1972年発表のライヴ・アルバム『ライヴ・イン・ジャパン』のスーパー・デラックス・エディションが初来日公演初日からちょうど53年後となる2025年8月15日にリリースされることが決定している。
輸入盤国内仕様の日本盤は8月27日にリリースされる予定となっている。
5枚のCDと1枚のBlu-rayから成るスーパー・デラックス・エディションにはプロデューサーのスティーヴン・ウィルソンが手がけたオリジナル・アルバムの最新リミックス音源がステレオ・ミックスとドルビーアトモス・ミックスのほか、リチャード・ディグビー・スミスが新たにリミックスを施した8月15日と16日の大阪公演、そして8月17日の東京公演のライヴ音源や、複数の貴重なシングル・エディット音源が収録される。
スーパー・デラックス・エディションからは8月16日の大阪公演より“Highway Star”の音源が公開されている。
本作『ライヴ・イン・ジャパン』は当初、日本限定でリリースされていたが、海外のファンからの熱い要望を受けて、『MADE IN JAPAN』というタイトルでリリースされると、アメリカやヨーロッパの国々でプラチナム・ディスクを獲得する大ヒットを記録している。
バンドはシンガーのイアン・ギラン、ギタリストのリッチー・ブラックモア、キーボーディストのジョン・ロード、ベーシストのロジャー・グローヴァー、そしてドラマーのイアン・ペイスというラインナップで、ロジャー・グローヴァーは本作に掲載されているライナーノーツで、当時を次のように振り返っている。「地球の裏側まで旅をしてきて、俺たちを迎えてくれた日本のオーディエンスが俺たちの曲を一言一句ちゃんと歌ってくれていた。あの経験は本当に魔法のようで、素晴らしかったよ」
プロデューサーのスティーヴン・ウィルソンは、オリジナル・テープそのものにあった生々しいエネルギーを最大限に生かしながら作業を進めていった、と述べている。「そこには、その夜に起こった全てがそのまま刻み込まれていたんだ。このアルバムには、スタジオ録音では決して捉えることのできないようなパワーと開放感に満ち溢れているんだ。この新しいミックスで、今このアルバムを聴くリスナーのみんなが、まるでライヴ会場にいるかのような興奮を感じてくれたら嬉しいね」